アトリ Brambling
基本情報
- 和名
- アトリ
- 分類
- 鳥綱 スズメ目 アトリ科 アトリ属 (Fringilla)
- 英名
- Brambling
- 学名
- Fringilla montifringilla
- 状況
- IUCN レッドリスト 2021-3:[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend decreasing (個体数減少傾向) (参考1)
写真とメモ
最新の写真
疎林に来ていたカワラヒワの群れを見ていたら,その中に1頭だけ違う鳥が混じっていました.双眼鏡でアトリっぽかったので撮影してみました.5年前に,水元公園にアトリの大群が来たことがありましたが,その年以外は園内で見られる数は毎年かなり少ないようですね.
西日を浴びた水産試験場跡地にて.すぐ近くの木で食事中らしいアトリ.小枝に隠れた場所でしたが,珍しく鳥のほうにピントがあったようです.上がメスで下がオスだと思います.
草地にいるアトリです.翼の黒線とオレンジ線,その下の白い縦の線がはっきり見えます.頭部の色が黒色まじりになっているので,オスだと思います.
今年の冬は水元公園にアトリが来ているという情報が出ていました(参考3, 4).自分も園内のあちこちでアトリの群れが高木の枝を渡っていくのを何回かみましたが,写真を撮れたのはこの日が初めてです.撮影したのはカワセミの里の近くです.アトリの群れが雑木林の枝とちょっと離れたハンノキの枝,ハンノキの下の草地,草地の横のヨシ原の間を行ったり来たりしていました.ヨシ原と草地でエサをとり,何かに驚くとハンノキの枝や雑木林の枝までさっと戻る,その後だんだんとまた群れが降りてくる,というのが繰り返されていました.
草地に降りているアトリの群れ.枯れ葉まじりの草地では,アトリの羽の色は保護色になってほんとに目立ちません.上の写真の左上の1頭だけがオスで,それ以外はメスでしょうか.メスのほうが頭部が明るい色です.
ハンノキの枝に止まるアトリ.左がメスで右がオス.こちらのオスは頭部全体が黒っぽく見えます.腹側から見ると,上半分の濃いオレンジ色が目立ちます.
ハンノキの枝のメス.
こちらは雑木林の枝にいる群れ.手前はオスですね.目の周りが黒く見えています.
この場所にいたアトリの群れは,数でいうと100頭以上の群れでした.壮観です.園内には別行動をしている群れがきっとあといくつもあると思うので,水元公園全体では4ケタのアトリがいるかもしれません.
参考
- BirdLife International. 2016. Fringilla montifringilla. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22720041A88203665. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22720041A88203665.en. Accessed on 01 May 2022.
- “アトリ”. ウィキペディア日本語版. 2021-11-10. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA, (参照 2022-05-01).
- アトリだらけ。 “水元かわせみの里水辺のふれあいルーム”. http://mkawasemi.exblog.jp/23680777/.
- 水元公園=アトリ. “水元公園の野鳥達”. http://birds55kaw.exblog.jp/23693694/.
- . “”. (参照 ) .
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