サツキ Satsuki Azalea
基本情報
- 和名
- サツキ,サツキツツジ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 キク類 ツツジ目 ツツジ科 ツツジ属 (Rhododendron)
- 英名
- Satsuki Azalea
- 学名
- Rhododendron indicum
- 状況
写真とメモ
樹木見本園のツツジのコーナーでは,紫がかったツツジのオオムラサキや薄いピンク色のツツジはちょうど花が咲き始めたところでしたが,なぜかサツキの濃いピンク色の花が満開に近づく勢いできれいに咲いていました.ツツジが4月,サツキが5月というのが名前の由来でサツキのほうが開花が遅いものと思っていましたが?
サツキについて.サツキはツツジ属に含まれる1種類またはそれと交配された雑種群を指します.ツツジ属には,ツツジ,シャクナゲ,サツキ,アザレアなどいろいろな呼び名の種類が含まれていますが,これらは必ずしも厳密に分かれる分類ではなく,シャクナゲやアザレアはそれぞれツツジのうちでも特徴のあるグループだけをまとめる呼び方,それらに含まれない種類はみなツツジというイメージのようです.(ツツジ属に含まれなくともツツジの名がつくドウダンツツジもあるようですが).ツツジで有名なのは,キリシマツツジ,クルメツツジ,ヒラドツツジ,リュウキュウツツジなど,これらはみな別の組み合わせの交雑種で,他にも野生種のレンゲツツジ,これらには栽培品種など非常にたくさんの種類があります.
その中で,サツキという種類のは野生種は,日本,朝鮮半島から東南アジアまで分布しています.野生種のサツキの花は濃いピンク色とのこと.サツキには他のツツジ類との交雑種も含めて,栽培品種は3,000種類あるといわれています.古くから翌栽培差入れている品種には,濃いピンク色のオオサカズキ(大盃),薄紫色のタカサゴ(高砂)などがあるようですので,おそらく公園のサツキもオオサカズキ?
サツキにはツツジ類と交配したものもあるので,他のツツジ類と形態的な特徴で区別するのは難しいようですが,一般的な傾向として,サツキはツツジ類よりも花が小ぶり,葉も小さくて硬い,開花期が遅いなどの一般的な特徴はあるようです.
ツツジのオオムラサキよりはかなり小さめの花.色は濃いピンクで,上側の花びらにある蜜標もピンクなのであまり目立ちません.虫を寄せるための蜜標なのに,虫には見えるのでしょうか?
参考
- “サツキ”. ウィキペディア日本語版. 2021-10-05. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%84%E3%82%AD, (参照 2022-05-15).
- サツキ. “三河の植物観察”. (参照 2022-03-29) https://mikawanoyasou.org/data/satuki.htm.
- . “”. (参照 ) .
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