キクラゲ Jew's Ear
基本情報
- 和名
- キクラゲ
- 分類
- 菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 キクラゲ目 キクラゲ科 キクラゲ属 (Auricularia)
- 英名
- Jew's Ear, Black Wood Ear
- 学名
- Auricularia auricula-judae
- 状況
写真とメモ
最新の写真
地面に落ちていた枯れ枝にちょっと古くなったキクラゲを発見.今まで見つけたフレッシュなキクラゲは明るい褐色をしているので,黒っぽい食材のキクラゲとの違いに違和感がありましたが,なるほど古くなって乾燥気味になると見慣れたキクラゲに近づいてきます.
枯れ枝の端の方にだけ固まって付いています.
裏面もツルツルしていて,アラゲキクラゲのようなケバケバになっていません.
以前と同じ場所の倒木.小さなキノコがたくさん出ていた木で,1ヶ月たってキクラゲが大きく育っていました.食用にするのはこのサイズ? 大きくなっても,外見の柔らかそうなぷにぷに感は変わらず.相変わらず表も裏も毛がなくてツルツルに見えるので,アラゲキクラゲとの区別は明瞭.上面にはアラゲキクラゲよりも短い毛は生えているそうなのですが、目立ちません。また、触るとしっかりしていて,ちぎるのが大変なほど硬いのはアラゲキクラゲと同じです.
去年の暮にキクラゲの生えていた朽木に来てみたら、新しくみずみずしいキノコがたくさん生えていました。冬には小ぶりのまま枯れていく感じでしたがが、春になって気温が上がってきたからか大きいものも混じっています。
木漏れ日のキクラゲ。柄からイチョウの葉のような形でカサが広がったのがいくつか。一つとって表裏を確認。下の写真、上がやわらかそうな背面、下がより表面が硬くなっている下面です。
断面はゼリー状の透明な層が大部分で、背面、下面それぞれの表面に表皮のような層があります。
1週間前にキクラゲの幼菌を見つけた切り株に来てみました.キクラゲが育っているかな,と期待していたのですが,大きさはあまり大きくなっていませんでした.ちょっと残念.少し水分が少なくなって色合いが変わっていました.黒っぽくなって,食材としてのキクラゲの色になっていたのが面白いです.
林の道端に,いつもアラゲキクラゲが生える切り株があるのですが,その近くの倒木に,まだ幼菌で小さいですが,アラゲキクラゲに似ているけどちょっと違うのが生えていました.アラゲキクラゲの幼菌はビロードのように細毛がびっしり生えていますが,こちらは毛が生えていないので,柔らかそうな表面が見えています.
キクラゲはアラゲキクラゲと近縁で,どちらも食べられる種類.食べるキクラゲは黒い印象ですが,この小さいのは明るい色をしています.
これは幼菌なので小さいと思いますが,キクラゲはアラゲキクラゲよりもキノコが小さめとのこと.柄はないですが,木に生えている部分から放射状に広がっていて,下側にはるくぼんだ面が子実層面.
1つとってみたところ.下面の凹んだ面は背面よりもつるつるもっと大きく育つと不規則に波打ったりしますが,このサイズではきれいなお椀型ですね..
こちらが背面です.
断面です.
参考
- “キクラゲ”. ウィキペディア日本語版. 2021-01-15. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2, (参照 2021-02-08).
- キクラゲ. “三河の植物観察”. (参照 2021-02-09) https://mikawanoyasou.org/kinoko/kikurage.htm.
- ★Auricularia auricula-judae (キクラゲ) . “■Kinoko □oso的キノコ写真図鑑”. (参照 2021-02-09) http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/auricularia_auricula-judae/index.htm.
- . “”. (参照 ) .
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