ノゲシ Annual Sow Thistle
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草地でノゲシの花.教科書的にはロゼット型になって冬越しすると思いますが,こんな真冬まで咲くのですね.
たくさんの花が付いていて,まだつぼみもあります.
葉には全くツヤがないわけではなく,弱いツヤがあります.葉は柔らかく触っても痛くありません.
葉の付け根が茎と付くところ.茎の反対側に葉がまっすぐ伸びるのはノゲシの特徴.
基本情報
- 和名
- ノゲシ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 タンポポ亜科 タンポポ連 ノゲシ属 (Sonchus)
- 英名
- Annual Sow Thistle, Common Sowthistle
- 学名
- Sonchus oleraceus L.
- 状況
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(北中南米,オーストラリア,英国など),原産(アジア,アフリカ,ヨーロッパ) (参考1)
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 花 1 1 1
写真とメモ
ウスジロノゲシ
秋も深まり,咲いている花が少なくなった時期ですが,草地のハズレに咲いていたノゲシです.ノゲシは真冬以外は1年中咲いているんですね.よく見ると普通のノゲシと違って白っぽい花でした.
普通のノゲシの花は全体が黄色ですが,この花では花の周囲を囲んでいる舌状花(花びらに見えるところ)が白っぽい色をしています.それ以外の筒状花は黄色です.ノゲシの花が白っぽいのは,ウスジロノゲシという名前で呼ばれていて,ノゲシの品種とのこと(参考3,4).学名もついていて,Sonchus oleraceus f. lilacina です.
植物の「品種」とは,見た目の明らかに違う性質のあるものが生殖的に隔離されることなく維持されているものという定義があるそうです(Wikipedia).これは動物でいうと,「遺伝的多型」と同じ概念なのかなと思いました.遺伝的多型とはある生物の種類の遺伝子の組み合わせが複数あって,見た目の違う個体が混じって生活していることで,ナミテントウの模様が何種類かあるような例です.野生の植物を改良してつくるのも品種と呼ばれていますが,これは上の(本来の)品種とは別の概念で,「園芸品種」または「栽培品種」を略した呼び方ということです.
この場所でみつけたのは1本だけで,草丈1mほど.白っぽい花がたくさん咲いています.
葉はツヤがなく,縁が激しく尖っていますが柔らかくて触ってもあまり痛くないという,普通のノゲシの葉と違いはありませんでした.
葉の付け根に小さなもじゃもじゃした赤褐色の葉のようなものがあります.托葉と呼んでよいのでしょうか.
道端の草地に高さ1mぐらいの草がたくさん並んで生えていました.どれもキク科の黄色い花ですが,よく見ると葉の様子が違っている2種類が混じっているようでした.そのうちの1種類がこのノゲシで,もう1種類はオニノゲシでした.ノゲシとオニノゲシは近縁で,ノゲシは史前,オニノゲシは近代になって日本に入ってきた外来種とのこと.どちらも現在も世界中に広がりつつあるようで,一部の地域では侵略的外来種として扱われています.
ノゲシの葉の拡大.食べたら美味しそうな質感.オニノゲシの葉との区別点は,葉にツヤがなくて葉が柔らかいのがノゲシ.葉に強いツヤがあり,トゲが多くて触ると痛いのがオニノゲシ.
参考
- Global Invasive Species Database (2022) Species profile: Sonchus oleraceus. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Sonchus+oleraceus on 30-01-2022.
- 道ばたに見る春の草たち・ノゲシのなかま. “市街地の生きもの”. http://www2.kobe-c.ed.jp/shimin/hirose/sprgrass/page0107.html, (参照 2025-12-31).
- ウスジロノゲシ. “千葉北西部 周辺ぷち植物誌”. http://pepd.blog66.fc2.com/blog-entry-20.html, (参照 2025-12-31).
- ノゲシ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/nogesi.htm, (参照 2025-12-31).
- . “”. , (参照 ).









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