基本情報

和名
ニクハリタケ類
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 タマチョレイタケ目 シワタケ科 ニクハリタケ属 (Steccherinum)
英名
An Unidentified Species of Toothed Crust Fungi
学名
Steccherinum sp.
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の林,2022年9月4日午前,晴れ

6月に見つけたのと同じ,不揃いの針がびっしりのキノコがまた出ていました.前回見つけたのとすぐ近くの場所.前回よりも広くひろがっていましたが,広がっている範囲は数cm程度です.

園内の林,2022年9月4日午前,晴れ

針が並んだ面はきれいに整った外見をしています.色は真っ白ではなくベージュ系.今回も背着生だけで,カサが張り出した半背着生~側着生の構造は見られませんでした.種類はやはりわかりません.

園内の林,2022年9月4日午前,晴れ



園内の林,2022年6月12日午後,くもり

林内の道端に落ちていた小枝の下面に生えていた背着生の白いキノコです.針?というのか歯?というのか,絨毛状の細い突起がびっしり生えています.写真の下の方に写っているのがマテバシイの落ち葉.針の長さは長いもので 5 mmほどもありそうです.

園内の林,2022年6月12日午後,くもり

拡大です.針(歯)は鍾乳石のような雰囲気で形は不揃い.種類を調べてみたのですが,サガリハリタケという,針の長さが長いもので1cm以上にもなる背着生の種類があるのですが,そちらは針の形が揃ってきれいなので,ちょっと雰囲気が違いそうでした.一方,ニクハリタケ類は半背着生~側着生でカサを持つ種類なのですが,カサの下面にこのような針があり,これらの種類が未発達のときは背着生となることもあるとのことで(参考1),種類はわかりませんがニクハリタケ類の未発達のものという可能性がありそうです.いつかもっと特徴がはっきりわかるのを見つけたら同定にチャレンジできるでしょう.サガリハリタケは非常にきれいなキノコで,いつか見てみたいところです.

園内の林,2022年6月12日午後,くもり



参考

  1. ニクハリタケ. “三河の植物観察”. (参照 2022-08-16) https://mikawanoyasou.org/kinoko/nikuharitake.htm.
  2. . “”. (参照 ) .