ヒラタケ Oyster Mushroom
基本情報
- 和名
- ヒラタケ
- 分類
- 菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ハラタケ目 ヒラタケ科 ヒラタケ属 (Pleurotus)
- 英名
- Oyster Mushroom
- 学名
- Pleurotus ostreatus
- 状況
写真とメモ
最新の写真
またまた以前ヒラタケの生えていたのと同じ木です.一昨年はこの材の片隅に数個だけが生えていました.昨年はヒラタケの生える範囲がその周辺に広がって数も増えて10個以上,そして今年のヒラタケは,写真のように材の全体に広がって生えていました.ヒラタケの菌糸が年々広がったのだと思いますが,来年はもっと増えるのかもしれません.そのころにはこの材全体がぼろぼろになっているかもしれません.
材の側面から見たところ.かなり均一な大きさに育ったキノコが重なるように生えています.
拡大.柄の付き方が偏心性で,表面を放射状に走る繊維の中心が端に寄っているのがわかります.
材の上面の平らなところに生えているヒラタケです.柄は偏心性ですが,まっすぐ立ち上がった太い柄ですね.
カサの裏から.ヒダが特に密なのが材の横から生えて要らこれまでのと違うところ.
柄へのヒダのつき方は下の方まで長くつづく垂生.柄の内部は髄状で,肉は真っ白できれいです.
去年の11月にヒラタケを見つけたのと同じ場所,同じ材に今年も出ていました.去年よりもたくさん群生しています.ヒラタケは白色腐朽菌とのことで,この材の内部にはヒラタケの菌糸がびっしりになっているのでしょう.カサの色は薄い灰褐色です.全体的に透き通るような色合いのキノコです.
ヒラタケの近縁種で,ヒラタケよりも色が白っぽいウスヒラタケという種類があります.ヒラタケもウスヒラタケも非常においしいキノコとのこですが.区別点はウスヒラタケが出る時期は春から初秋,ヒラタケが出る時期は晩秋から春の寒い時期ということなので,これはヒラタケだと思います.ヒラタケとウスヒラタケを形で区別する決め手はあるのか,ちょっと調べたかぎり見つかりません.
1つ取ってみたところ.カサはツヤがない平滑な感じ,柄の表面は繊維状.
カサの裏面のヒダはきれいな白色で,柄の方まで長く続く垂生です.
林内のチップ置き場の近くにあった倒木に生えていたキノコ.形の特徴からヒラタケに見えました.灰白色のカサ,どこまでがカサでどこからが柄かよくわかりませんが,ヒダは垂生で,柄の下の方までヒダが覆っていると考えればよいでしょうか.柄のように下がっている箇所はカサの端なので偏心生でしょうか,右下には小さな幼菌も見え,こちらも柄の下のほうまでつながるヒダが特徴的.
ヒラタケという判断が正しければ,園内ではひさしぶりの,おいしい食菌を発見ということですね.ヒラタケは環境によって形が大きく変わるようで,ネット上で見られる写真もかなりバラエティに富んでいます.
参考
- Pleurotus ostreatus (Jacq.) P.Kumm. in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2526530 on 2022-11-23.
- ヒラタケ. “三河の植物観察”. (参照 2020-12-16) https://mikawanoyasou.org/kinoko/hiratake.htm.
- きのこ採りシリーズ⑨ ヒラタケ・ウスヒラタケ. “あきたの森づくり活動サポートセンター”. (参照 2020-12-16) http://www.forest-akita.jp/data/kinoko/hiratake/hiratake.html.
- ★Pleurotus ostreatus (ヒラタケ) . “■Kinoko □oso的キノコ写真図鑑”. (参照 2020-12-16) http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/pleurotus_ostreatus/index.htm.
- . “”. (参照 ) .
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