コダチダリア Tree Dahlia
基本情報
- 和名
- コダチダリア,コウテイダリア
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 ダリア属 (Dahlia)
- 英名
- Tree Dahlia, Bell Tree Dahlia
- 学名
- Dahlia imperialis
- 状況
写真とメモ
最新の写真
秋の終わりには2,3mまで伸びて花をつける皇帝ダリアの背丈がまだ1mほどですが,いろいろスケールが大きい植物です.
葉柄の付け根の部分がすごい.対生の葉柄が茎を取り巻いてセロリみたいになっています.
株の根元付近.茎の下の方は葉柄ごと落ちて竹の節のよう.
さくら堤からサービスセンター付近に降りる入口斜面にある花壇には,「皇帝ダリアを植えています」という看板が設置されています.夏から秋にかけてぐんぐん背丈が伸び,現在の高さは3mほど.青空に映えるピンク色の大型の花がきれいに咲いていました.
ダリアとは,南北アメリカ大陸原産のキク科ダリア属を中心とした種類で,野生種で何十種類かあり,それらからつくられた園芸品種がヨーロッパ経由で世界中で栽培されています.地中に塊根をつくる多年草のグループです.皇帝ダリアは,そのうちの1種類で,メキシコから中米,南米大陸の北部までの高原地帯に分布する種類とのこと.和名としては,コダチダリアまたはキダチダリア(漢字では木立ダリア)という名前が採用されているようですが,学名の種小名(種類を示す部分)が imperialis (皇帝の,帝国の)であることからコウテイダリアと呼ばれることがあるそうです.imperialis という学名がつけられた動植物はたくさんありますが,みな大きくて立派な種類ですね.
大型の花で,ちょっと紫がかった薄ピンク色をしています.花びらは8枚で一重です.
背丈は2~3mほどあるでしょうか,見上げるような高さです.参考URLを見ると,コダチダリアの高さは8~10mほどと書かれています.多年草で,原産地では枯れることなく成長を続け,古くなると茎が堅い木質になるために,木立ダリアの名前がつけられているとのこと.これは,英語名の Tree Dahlia の翻訳ですね.ただし,日本の寒さでは毎年冬に地上部が完全に枯れてしまうとのことで,背丈があまり高くならない理由はこれでしょうか.
葉の様子.羽状複葉.
参考
- “キダチダリア”. ウィキペディア日本語版. 2021-11-12. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%80%E3%83%81%E3%83%80%E3%83%AA%E3%82%A2, (参照 2022-03-29).
- コダチダリア. “松江の花図鑑”. (参照 2022-03-29) https://matsue-hana.com/hana/kodatidaria.html.
- コダチダリア. “三河の植物観察”. (参照 2022-03-29) https://mikawanoyasou.org/data/kodatidaria.htm.
- . “”. (参照 ) .
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