基本情報

和名
アカエリカイツブリ
分類
鳥綱 カイツブリ目 カイツブリ科 カンムリカイツブリ属 (Podiceps)
英名
Red-necked Grebe
学名
Podiceps grisegena
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年見直し版 東京都区部における区分:[NT] 準絶滅危惧,東京都本土部全体における区分:[NT] 準絶滅危惧 (参考1)
埼玉県レッドデータブック動物編2018(第4版) <越冬鳥> 加須・中川低地における区分:[VU] 絶滅危惧 II 類,全県における区分:[VU] 絶滅危惧 II 類 (参考2)
IUCN レッドリスト 2023-1[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend decreasing (個体数減少傾向) (参考3)

写真とメモ

最新の写真

小合溜(内溜),2017年7月30日午後,くもり

水元公園で夏羽のアカエリカイツブリが見られるという情報をみつけたのが7月中旬ごろ(参考4,5)でした.この日公園に行く途中でまだいるのかなと思いながら内溜の釣り堀に寄ってみましたら,活発に動いているアカエリカイツブリに会えました.本来なら関東では冬鳥として観察される鳥で,東京,埼玉の絶滅危惧種に指定されています.夏はシベリア方面に繁殖に行く他,北海道でも一部繁殖する鳥だそうです.この鳥は春に渡りのコースを外れてしまったのでしょうか.

小合溜(内溜),2017年7月30日午後,くもり

そのときこの鳥を見ている人は自分以外にもう1人ぐらい.かなり近くからじっくり観察できました.双眼鏡で見ていた10分か20分の間に,頻繁に潜水を繰り返してはクチボソタモロコか何かの小魚を2頭ほど捕まえ,その後,上の写真にあるとおり,水元公園名物のウチワヤンマを1頭捕まえて食べてました.トンボはくわえる向きを変えたり,飲み込むまでにかなり時間がかかってました.内溜は人も近寄れないし,魚や昆虫などのエサも豊富でしょうし,仲間がいないこととシベリアよりもずっと暑いことを我慢できるのであれば,生活場所として悪くないのではないかと思います.

小合溜(内溜),2017年7月30日午後,くもり

カイツブリの夏羽は小合溜で見たことありますが,カイツブリ類は夏羽のほうが派手で綺麗ですね.ただ,この鳥はもう午後だからなのか羽がずぶ濡れでした.


参考

  1. レッドリスト・レッドデータブック・植生図. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. 埼玉県レッドデータブックについて. “埼玉県生物多様性センター”. https://saitama-biodiversity-center-cessgis.hub.arcgis.com/pages/saitamardb.
  3. BirdLife International. 2018. Podiceps grisegena. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T22696599A132582688. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22696599A132582688.en. Accessed on 01 January 2024.
  4. ツツドリ 2017/09/01. “野鳥写目”. https://tori.hibi.muhen.jp/archives/7585/, (参照 2024-01-01).
  5. 赤い襟をもつ鳥. “水元かわせみの里水辺のふれあいルーム”. https://mkawasemi.exblog.jp/25424499/, (参照 2024-01-01).
  6. . “”. , (参照 ).