基本情報

和名
マハゼ
分類
条鰭綱 スズキ目 ハゼ科 マハゼ属
英名
Yellowfin Goby
学名
Acanthogobius flavimanus
状況
IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種侵略的外来種(オーストラリア、米国)、原産(アジア北東部) (参考1)
IUCN レッドリスト 2017-1[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend unknown (個体数動向不明) (参考2)

写真とメモ

江戸川(新葛飾橋)、2017年7月9日午前、くもり

江戸川で何か釣れないかとミミズをエサに釣ると、結構ハゼが釣れます。種類としてはマハゼの幼魚でよいと思います。マハゼは産卵場所は沿岸部の泥底の海底で、幼魚が汽水域、淡水域にまで上ってきます。水元公園付近の江戸川は完全に淡水だと思いますが、潮の満ち引きの影響を受ける場所で、河口から19kmなどの標識があります。産卵期の冬までにはきっともう海に降りているのでいないと思います。

江戸川(新葛飾橋)、2017年7月9日午前、くもり

マハゼと区別するべき種類は、同じマハゼ属のアシシロハゼ。アシシロハゼは成魚になるとオスの第1背びれの棘が長く伸びること、体の側面に白い帯が出てくること、頬やエラブタに鱗がないことなどが区別点とのことです。一方、マハゼの特徴は、幼魚のうちは第1背びれの後半部に結構大きい黒斑があること、頭部がアシシロハゼよりも大きいこと、頬やエラブタに鱗があることなど。第1背びれの後半部の黒い部分は上の写真で見えているように思います。エラブタの鱗は現場でとわかりましたが、写真だとあまりはっきりしません。

マハゼはオーストラリアや米国で侵略的外来種になっています。卵や稚魚が船のバラスト水と一緒に運ばれて定着したらしいですが、成魚になると大きいマハゼが現地のハゼ類と競合して勝ってしまうようです。


参考

  1. Global Invasive Species Database (2017) Species profile: Acanthogobius flavimanus. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Acanthogobius+flavimanus on 21-08-2017.
  2. Huckstorf, V. 2012. Acanthogobius flavimanus. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T181137A1702459. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2012-1.RLTS.T181137A1702459.en. Downloaded on 21 August 2017.
  3. マハゼ (2016年5月13日 14:55 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%82%BC
  4. マハゼ - 『食材図鑑(八面六臂株式会社)』 https://hachimenroppi.com/topics/wiki/details/mahaze
  5. - 『』