写真とメモ

コイの産卵(最新の写真)

バードサンクチュアリ,2024年3月31日午前,晴れ

バードサンクチュアリの観察窓にて.珍しい鳥は見つかりませんでしたが,岸辺に大型の魚がたくさん集まってバシャバシャと暴れているのが見えました.体は太くて,色は黄色っぽく,大きなウロコが見えます.体長数十cmほどのコイばかり集まっているようです.この日は,小合溜の岸にはフナが集まって産卵をしていましたが,ここではコイでした.小合溜にも産卵するコイの姿がありましたが,少し遠くて深いところだったり,中土手に面した対岸だったりして,人の近くまで来ていませんでした.コイのほうが用心深いので,人の気配のするところでは産卵しないのかもしれません.

バードサンクチュアリ,2024年3月31日午前,晴れ

集まっている魚はみな黄色っぽい体色で太さがあり,フナのように銀色または白銀色で背中が盛り上がっているのは見当たりませんでした.中型のコイばかり集まっているように見えます.フェロモンを出したりして,コイだけが誘われているような状況なのでしょうか.



フナの産卵

小合溜(水生植物エリア),2020年3月21日午前,晴れ

最高気温20度超えが数日続き,東京のソメイヨシノの満開が発表された前日です.この場所は,小合溜の水際の広い範囲で水深が浅くなってヨシや水生植物の点在するエリア.広さ約20~30mの範囲で同時に10箇所以上も水面がバシャバシャと激しく波立ち,写真のように,何頭もの魚が折り重なるように激しく動いていました.いわゆる「ハタキ」,産卵の風景です.見たところ,写真のフナはおそらくみな全長30cm以上.少なくとも5,6頭の魚がいるのがわかります.このエリア全体で100頭かそれ以上もの魚が集合しているようです.

写真の魚は日を浴びて白銀色に光るのがヘラブナっぽく見えますが,ギンブナもまじっているかもしれません.岸の近くの浅いところにはフナがいて,離れた深い方には大きなコイも集まってバシャバシャしていました.フナとコイがこれだけ大量に同じところに集まって産卵とは,毎年こうなのかどうかわかりませんが,すごい光景でした.

小合溜(水生植物エリア),2020年3月21日午前,晴れ

以前見たことがあるのは5月でしたので,かなり今年は早い時期かもしれません.今年に関していうと,もともと暖冬ではありましたが,急激に暖かくなって多くの魚が産卵のタイミングを取りやすくなったことで,結果的にたくさんの魚が同じ日に産卵行動をすることになったのではないかと思います.



花菖蒲園,2012年5月4日夕方,晴れ,撮影 Y

昼までの雨が上がってまだまだ明るい夕方.菖蒲田の水路のあちこちに水音と大きな波紋が.大きなフナが何匹も追いかけっこをするように泳いで暴れていました.体長30cm以上あるような太い魚ばかりだったので結構な迫力です.フナであることはわかるんですが,ギンブナヘラブナかはちょっとわかりません.小合溜から菖蒲田まで流れをさかのぼってきて,産卵をしていたようです.

花菖蒲園,2012年5月4日夕方,晴れ,撮影 Y

産卵の時期に,普段は来ないような浅瀬に魚が集まってくるのを「乗っ込み」,産卵行動でバシャバシャやるのを「ハタキ」というそうです.参考1の動画と様子がよく似ていました.



参考

  1. 巨大ヘラブナの産卵行動(ハタキ) (YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=T0t_7KWj4YE, (参照 2023-05-07).
  2. . “". , (参照 ).