キツネアザミ Kitsune-azami Thistle
基本情報
- 和名
- キツネアザミ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 キツネアザミ属 (Hemisteptia)
- 英名
- (in Jpn.) Kitsune-azami, a species of Thistles
- 学名
- Hemisteptia lyrata
- 状況
- IUCN レッドリスト 2021-3:[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend unknown(個体数動向不明) (参考1)
写真とメモ
最新の写真
キツネアザミの花が咲き始めていました.以前園内でキツネアザミを見つけたのとはちょっと離れた場所です.上の写真はつぼみです.キツネアザミの花は,ノアザミなどアザミ属の花よりもかなりやわらかい感じですが,つぼみはトゲトゲしていてあまり変わりません.
こちらの写真の手前の株はもう咲いています.つぼみよりも花の色は明るい薄紫で,糸状の花びらがびっしりと並んで全体がふわっとしています.
キツネアザミの分布は日本の他,朝鮮,中国からインドシナ半島,オーストラリア東部など(参考1).日本には農耕が伝わる頃に大陸から伝わったとされているようです(参考3).
茎から生える葉.葉はシダのよう細い裂片に分かれています.
キツネアザミが圃場のこの一画にだけ群生していました.この付近一帯には薄紫色の花が満開で, ちょっとした花畑のようになっています.
キツネアザミはアザミとは別の属に含まれ, アザミのようなトゲのない種類.花は細長く糸のように伸びた花びらがたくさん集まっていてちょっと独特.アザミよりもずっとやわらかい繊細な印象のする花です.
このあたり一帯だけに咲いていました.宿根草ではなく, 越年草なので年によって生える場所が変わる, とありました.盛り土のしてある一帯なので, 土ごと何処か別の場所からやってきた可能性もあるのかも.
葉の拡大.
株の根元付近.
参考
- Gupta, A.K. 2011. Hemisteptia lyrata. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T168813A6540546. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T168813A6540546.en. Accessed on 07 June 2022.
- “キツネアザミ”. ウィキペディア日本語版. 2022-06-07. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F, (参照 2022-06-07).
- キツネアザミ. “三河の植物観察”. (参照 2022-06-08) https://mikawanoyasou.org/data/kituneazami.htm.
- キツネアザミ. “松江の花図鑑”. (参照 2022-06-08) https://matsue-hana.com/hana/kituneazami.html.
- . “”. (参照 ) .
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