基本情報

和名
キツネアザミ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 トウヒレン属 (Saussurea)
英名
Lyre-shape Hemistepta
学名
Saussurea lyrata (Bunge) Franch.
syn. Hemisteptia lyrata (Bunge) Fisch. & C.A.Mey.
状況
IUCN レッドリスト 2025-1[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend unknown(個体数動向不明) (参考1)
時期
123456789101112
11

写真とメモ

最新の写真

圃場の草地,2022年4月24日午前,くもり

キツネアザミの花が咲き始めていました.以前園内でキツネアザミを見つけたのとはちょっと離れた場所です.上の写真はつぼみです.キツネアザミの花は,ノアザミなどアザミ属の花よりもかなりやわらかい感じですが,つぼみはトゲトゲしていてあまり変わりません.

圃場の草地,2022年4月24日午前,くもり

こちらの写真の手前の株はもう咲いています.つぼみよりも花の色は明るい薄紫で,糸状の花びらがびっしりと並んで全体がふわっとしています.

圃場の草地,2022年4月24日午前,くもり

キツネアザミの分布は日本の他,朝鮮,中国からインドシナ半島,オーストラリア東部など(参考1).日本には農耕が伝わる頃に大陸から伝わったとされているようです(参考2).

圃場の草地,2022年4月24日午前,くもり

茎から生える葉.葉はシダのよう細い裂片に分かれています.



圃場, 2014年5月5日夕方, くもり

キツネアザミが圃場のこの一画にだけ群生していました.この付近一帯には薄紫色の花が満開で, ちょっとした花畑のようになっています.

圃場, 2014年5月5日夕方, くもり

キツネアザミはアザミとは別の属に含まれ, アザミのようなトゲのない種類.花は細長く糸のように伸びた花びらがたくさん集まっていてちょっと独特.アザミよりもずっとやわらかい繊細な印象のする花です.

圃場, 2014年5月5日夕方, くもり

圃場, 2014年5月5日夕方, くもり

このあたり一帯だけに咲いていました.宿根草ではなく, 越年草なので年によって生える場所が変わる, とありました.盛り土のしてある一帯なので, 土ごと何処か別の場所からやってきた可能性もあるのかも.

圃場, 2014年5月5日夕方, くもり

葉の拡大.

圃場, 2014年5月5日夕方, くもり

株の根元付近.


その他の観察記録(写真未掲載)

  • 2025年5月3日朝,晴れ,圃場の草地


参考

  1. Gupta, A.K. 2011. Hemisteptia lyrata. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T168813A6540546. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T168813A6540546.en. Accessed on 07 June 2022.
  2. キツネアザミ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/kituneazami.htm, (参照 2025-06-03).
  3. キツネアザミ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/kituneazami.html, (参照 2025-06-03).
  4. . “”. , (参照 ).