基本情報

和名
シラホシハナムグリ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 コガネムシ科 ハナムグリ亜科 シロテンハナムグリ属 (Protaetia)
英名
White Spotted Flower Chafer
学名
Protaetia brevitarsis
状況

写真とメモ

園内の樹液場,2023年7月16日午前,晴れ

樹液場に大量のハナムグリが集まっていました.基本的にすべてシロテンハナムグリだと思っていましたが,数十cm 離れたところから見ていたら,そこに体がちょっと小ぶりで,背面の白い斑紋が大きくて目立つのが1頭だけ混じっているのに気づきました.体のサイズや印象が違うのがわかったので,きっと別の種類だろうということで,写真を撮ってきました.種類を確認したら,シラホシハナムグリだとわかり思ったこと.シロテンハナムグリとシラホシハナムグリは,拡大すればはっきりした区別点がありますが(参考3,4),それらは虫を捕まえてみないとわからないポイントばかりです.でもそれとは別に,離れたところからでも気づくほどの印象の違いがあるのだなということ.個体差などもあると思うので,もっと区別しにくい個体もあるのかもしれませんが.

写真からわかる区別点は,白い矢印のところ.上の矢印は頭部の先端,頭楯の前縁がまっすぐか(シラホシ)中央が凹むか(シロテン),下の矢印は,前翅の後端の合わせ目のところが,反り返るように盛り上がっているか(シラホシ)盛り上がらないか(シロテン).それ以外に,前肢の跗節が短いのがシラホシ,鞘翅背面中央付近の白い斑紋が横方向につながって大きくなるのがシラホシ,などの区別点もあるようですが,これらは並べてみないとわかりにくい点.

園内の樹液場,2023年7月16日午前,晴れ

飛んで近くの草地に落ちたところ.



参考

  1. Protaetia (Liocola) brevitarsis (Lewis, 1879) in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1080863 on 2023-07-21.
  2. Protaetia orientalis (Gory & Percheron, 1833) in GBIF Secretariat (2022). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1080311 on 2023-07-21.
  3. シロテンハナムグリとシラホシハナムグリの比較. “虫撮りデジカメ日記”. http://kisar.sakura.ne.jp/insects/1792sirahosi&siroten.html, (参照 2023-07-21).
  4. シロテンハナムグリとシラホシハナムグリの見分け方. “広島大学デジタル博物館”. https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~main/index.php/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%81%A8%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%9B%E3%82%B7%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%81%AE%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9, (参照 2023-07-21).
  5. . “”. , (参照 ).