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園内の街灯,2024年7月13日夜,くもり

街灯の支柱の下の方,地面の近くに小さなハンミョウが来ていました.小さくて背面の白斑が目立たないトウキョウヒメハンミョウ.支柱の壁面でじっとしていました.ハンミョウが灯火に来るのを知りませんでしたが,園内の別の街灯で2頭みつけたので偶然いたのではなさそう.ネット上の情報ではハンミョウ類は種類によっては夜行動するもの,灯火に来るものもいるようです.トウキョウヒメハンミョウもそのタイプのようです.



基本情報

和名
トウキョウヒメハンミョウ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 オサムシ科 ハンミョウ亜科 ハンミョウ族 ハンミョウ亜族 ホソハンミョウ属 (Cylindera) ヒナハンミョウ亜属 (Ifasina)
英名
(in Jpn.) Tokyo-hime-hanmyo; a Species of Tiger Beetles
学名
Cylindera (Ifasina) kaleea yedoensis (Kano, 1933)
Syn. Cicindela yedoensis Kano, 1933
状況

写真とメモ

園内の水辺,2022年7月17日午前,晴れ

先日コハンミョウをみつけた水辺に生えていたキショウブの葉上でもっと小さなハンミョウを発見.トウキョウヒメハンミョウでした.このあたりはハンミョウ類のエサとなる小虫がきっと多いのでしょう.トウキョウヒメハンミョウは小さくて斑紋は地味ですが,体型と動きは立派なハンミョウ類ですね.



園内の林,2021年7月11日午前,くもり

ハンミョウの写真をやっと撮れました.ハンミョウと言っても色とりどりのまだら模様の翅をもつハンミョウではなく,地味なハンミョウ類です.この種類,かなり小さく体長が1cmないぐらいです.ハンミョウというと晴れた道を素早く足を動かして歩いたり,ちょっと飛んではすぐ先に降りるのを繰り返す印象がありますが,みつけたのは林内のウッドチップ置き場で,ハエのように飛び回っては止まってを1箇所で繰り返していました.肉食昆虫ですので,おそらくウッドチップ置き場に発生している小さな虫を捕らえて食べているのでは.

園内の林,2021年7月11日午前,くもり

色は渋い緑系.鞘翅には勾玉状の斑紋があるのですが斑紋の色が半透明な白っぽい色なので目立ちません.

右の後翅がきちんと収納されていませんが,戻そうとして脚でごそごそしていましたが中々戻らない様子.戻らないうちにまた飛ぶのでずっとそのままになっていました.

園内の林,2021年7月11日午前,くもり

トウキョウヒメハンミョウは関東の東京周辺や九州北部などに限局して分布する種類とのこと.園内では,このトウキョウヒメハンミョウの他にも,コハンミョウがみつかっているようです(参考3,4).この公園は派手な模様の「ハンミョウ」も生息できそうな環境はありそうなんですが,生息していないのでしょうか.



参考

  1. トウキョウヒメハンミョウ. “成城の動植物”. http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_e03b.html, (参照 2024-07-21).
  2. トウキョウヒメハンミョウ. “も吉の昆虫記”. http://www.mokichi.net/insect/tokyohimehanmyou.html, (参照 2024-07-21).
  3. 8月の生きものガイドウォークのお知らせ . “水元かわせみの里水辺のふれあいルーム”. https://mkawasemi.exblog.jp/28183864/, (参照 2024-07-21).
  4. コハンミョウ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-2780.html, (参照 2024-07-21).
  5. . “”. , (参照 ).