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水辺の野草園,2024年7月21日お昼,晴れ

上はノラニンジンの花の中に隠れていたシラホシカメムシ,下の写真はノラニンジンの花が終わったところですが,そちらの中にも隠れていました.

水辺の野草園,2024年7月21日お昼,晴れ

シラホシカメムシ類は,日本の資料ではコメなどのイネ科の害虫としか書かれていないのですが(参考2),ウクライナの資料で,イネ科以外にも,マメ科,セリ科,カヤツリグサ科,キク科などにもつくと書かれているものを見つけました(参考4),ノラニンジン(セリ科)につくのも納得です.よい隠れ場所 兼 食事場所をみつけた感じでしょうか.



基本情報

和名
シラホシカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 カメムシ科 シラホシカメムシ属 (Eysarcoris)
英名
White Spotted Bug
学名
Eysarcoris ventralis (Westwood, 1837)
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2024年6月30日朝,くもり

草地で交尾中のカメムシ発見.肩の左右の突起があまり尖らず,白い斑紋が小さく,小楯板の色が濃くない,シラホシカメムシに見えます.止まっているのはネズミムギっぽい.

小合溜沿いの草地,2024年6月30日朝,くもり

小合溜沿いの草地,2024年6月30日朝,くもり



園内の街灯,2022年5月28日夜,晴れ

小楯板の端に小さな白い点のあるカメムシです.この場所に白い点のあるカメムシは何種類もいて,参考2に区別点があります.また,山梨県のレッドリストに掲載されているズグロシラホシカメムシという種類がいて,写真では頭部が真っ黒に見えるのですが,ズグロ~ のほうは小楯板の色調も濃いので写真の個体は別種です.

シラホシカメムシは,コメの害虫として知られている種類です.分布はヨーロッパから日本までのユーラシア大陸とアフリカ大陸.



参考

  1. Eysarcoris ventralis (Westwood, 1837) in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2078842 on 2022-07-31.
  2. 八尾:シラホシカメムシ類 3 種の見分け方,発生生態および被害 (PDF). 植物防疫 75(9), 48, 2021.https://jppa.or.jp/onlinestore/shuppan/images-txt/2021/2021_0910.pdf
  3. シラホシカメムシ. “東京23区内の虫 2”. (参照 2022-07-31) http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-248.html.
  4. Hemala et al. On the occurrence of the stink bug Eysarcoris ventralis (Hemiptera: Heteroptera: Pentatomidae) in Slovakia, with notes on its distribution in neighbouring countries. Klapalekiana 50: 51–59, 2014. Available at https://is.muni.cz/repo/1202687/1074_Hemala.pdf.
  5. . “”. , (参照 ).