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園内の林,2024年8月18日夜,くもり

園内の林や草地のあちこちからシャカシャカとクツワムシの声が聞こえていましたが,そこにスイッチョンスイッチョンという声が混じっていました.この夜は,別の場所で2頭の姿を見ることができました.鳴き声で探したので見つけたのもどちらもオスです.上はアズマネザサ,下はエノキの枝にとまっているところ.

園内の林,2024年8月18日夜,くもり

クツワムシが地面やその近くにいるのと比べると,ウマオイは高さ1m前後の低木の枝など,少し高めのところにいる傾向があるようです.クツワムシよりもずっと小さく華奢な体で体が軽いからでしょうか.動きも早く,移動しながら鳴いています.



基本情報

和名
ハヤシノウマオイ
分類
節足動物門 昆虫綱 バッタ目 キリギリス上科 キリギリス科 ウマオイ亜科 ウマオイ属 (Hexacentrus)
英名
(in Jpn.) Hayashino-umaoi; A Species of Bush-crickets
学名
Hexacentrus japonicus Karny, 1907
状況

写真とメモ

園内の林,2020年8月29日夜,くもり

この夜,園内を散布するとクツワムシのシャカシャカした声がいちばん目立っていましたが,クツワムシがいる場所は,道端のヤブや草むらのあるところ.クツワムシの声から遠ざかると,スイーッチョン,スイーッチョンというウマオイの声が聞こえてきました.声の方を探すとフェンスに止まっている虫を見つけました.写真は残念ながら鳴くのをやめてしまったところ.

園内の林,2020年8月29日夜,くもり

調べてみるとウマオイには近縁種が2種類いて,これらは形態での区別は難しいが,声が明らかに異なるとのこと.いわゆるウマオイらしい声はハヤシノウマオイという種類で,もう1種のハタケノウマオイは,シッチョンシッチョンというテンポの速い声で鳴くようです.参考1の動画で声を聞けましたが,自分にはハタケノウマオイの声をウマオイの声とは認識できませんでした.園内でハタケノウマオイの声を聞いても気づかないと思うので,園内にハヤシノウマオイしかいないのかどうかわかりません.



参考

  1. ハタケノウマオイ. 高嶋 清明 / Kiyoaki Takashima (YouTube). https://www.youtube.com/watch?v=M3idhQEkOvI, (参照 2024-08-24).
  2. . “”. , (参照 ).