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園内の林縁,2025年12月28日午前,晴れ

林縁の高木の樹冠近くに黄色いものがたくさん見えました.双眼鏡で拡大してみると見覚えのあるキカラスウリの黄色い実のようです.

園内の林縁,2025年12月28日午前,晴れ

葉は枯れていますが黄色い実がたくさんあり,樹冠の広い領域につるがからまっている様子です.こんな高いところまでツル性植物に覆われていたのですね.



基本情報

和名
キカラスウリ (トウカラスウリの日本産変種)
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ウリ目 ウリ科 カラスウリ属 (Trichosanthes)
英名
Chinese Snake Gourd (トウカラスウリ種)
学名
Trichosanthes kirilowii var. japonica (Miq.) Kitam. (日本産変種)
状況
時期
123456789101112
21
緑2
黄3

写真とメモ

メタセコイアの森,2024年9月29日午前,くもり

メタセコイア地帯の道端の下草がカラスウリに覆われていると思っていたのですが,花が咲いているところを見るとキカラスウリだったようです.カラスウリもキカラスウリも花はどちらも真っ白ですが,カラスウリの花は朝には完全にしぼんでしまうのに対し,キカラスウリは午前中まで見ることができます.

メタセコイアの森,2024年9月29日午前,くもり

花びらの周囲のヒゲ状の部分はカラスウリのほうが細く枝分かれしてて大きく広がって見事ですが,キカラスウリの花びらのヒゲは枝分かれせず太くて控えめ.



水産試験場跡地,2023年12月3日午前,晴れ

カラスウリの実がぶら下がっていた場所の近くに,深緑色の大きな実をみつけました.どうやらキカラスウリの実のようです.

水産試験場跡地,2023年12月3日午前,晴れ

カラスウリの実と並んでいるところ.カラスウリの実と比べると,キカラスウリは一回り大きく,太く丸々としていて,熟して色が変わる時期がカラスウリよりも遅いようです.また来てみます.



水産試験場跡地,2023年12月17日午前,晴れ

上の写真から2週間後に来てみたら,キカラスウリの実がきれいな黄色になっていました.形もツヤも,見た目はかなり美味しそうです.

水産試験場跡地,2023年12月17日午前,晴れ

前回撮ったのと同じカラスウリの実と並んでいるキカラスウリの実.カラスウリのみはそのままの形を維持しながら乾燥していきますが,キカラスウリの実は水分が失われるとシワシワになりながら縮んでいくところが違います.皮の固さが違うのでしょうか.

水産試験場跡地,2023年12月17日午前,晴れ

こちらもキカラスウリの実だと思うのですが,黄緑色です.この実はヘタに近い側が細くなって伸びておらず,全体が丸い形をしています.

水産試験場跡地,2023年12月17日午前,晴れ

こちらもきれいな楕円形.まだ緑色の実もありました.



圃場の草地,2022年7月10日夜,くもり

この日,朝に公園を歩いていたとき,圃場のイボタノキにからみついているカラスウリ類の花をみつけました.カラスウリ類の花は夜咲いて朝には縮んでしまいますが,花の形は保っていたのと,花びらの形からキカラスウリの花のようでした.キカラスウリの花びらはカラスウリよりも太く,中心から離れると広がる形をしていて区別できます.園内でキカラスウリを見たことはあったのですが,水産試験場跡地内でしたので夜にはまだ見ることができていません.そこで,花がきれいに開いているところを狙って夜に来てみることにしたところです.

この花は中心が黄色い雄しべの葯が集まっているので雄花だと思います.雄株と雌株が別ですのでこの株につくのはすべて雄花のはず.開いているところをカラスウリの花と比較すると,キカラスウリの花は,花びらのヒゲ状の部分の本数や長さ,枝分かれなどがカラスウリの花よりもちょっと控えめでした.左側はまさにこれから開き始める花でしょうか.それとも終わった花?

圃場の草地,2022年7月10日夜,くもり

カラスウリよりも地味な花とはいえ,きれいな花ですね.左下の花はヒゲが丸まってしまっていますが,朝に見ることができる花と同じ形です.

キカラスウリはトウカラスウリの変種の名前とのこと.トウカラスウリは東アジアに分布する種類で,日本や朝鮮半島に分布する変種 var. japonica がキカラスウリと呼ばれているようです.外来種ではないようです.

圃場の草地,2022年7月10日夜,くもり

キカラスウリのツルが地面から高さ1mぐらいのところまで巻き付いていて,周辺にたくさん咲いていました.花のシーズンは毎晩このぐらいの花が開くとしたら総数ではかなりたくさんの数の花が咲くのでしょう.

圃場の草地,2022年7月10日夜,くもり

横から見た花.花びらのヒゲはまっすぐ伸びていて,花びら全体が「平開」しています.もっとも開ききっている時間帯でしょうか.

圃場の草地,2022年7月10日夜,くもり

裏から見た花.

圃場の草地,2022年7月10日夜,くもり

つぼみでしょうか.



水産試験場跡地,2020年7月19日午前,晴れ

水産試験場跡地の通路際でみつけた1つだけ見つけた白い花.いつか見たいと思っていたカラスウリの花かと思いましたが,調べてみるとちょっと違うようで,近縁種のキカラスウリの花でした.キカラスウリの花びらは外側に向かって太くなるのに対して,カラスウリの花びらは外側まで同じ太さ.どちらの花も一晩だけ咲くのは同じですが,カラスウリの花は翌朝にはしぼんでしまうのに対して,キカラスウリは午前中まで咲いているそうです.咲いているとは言っても,花びらの先端の細くなって丸まったところは夜はまっすぐ伸びていたのだと思います.この場所は夜間立ち入りできないので,伸びている花は別の場所で探さないといけないですね.

水産試験場跡地,2020年7月19日午前,晴れ

中央に黄色い葯が見えるので雄花のようです.キカラスウリはカラスウリと同じく,雄株と雌株が別の種類ですね.

水産試験場跡地,2020年7月19日午前,晴れ

カラスウリの葉が表面に毛が生えているのに対し,キカラスウリの葉は表面がつるつるとのことです.葉の拡大写真なし.



水産試験場跡地,2017年12月23日午前,晴れ

水産試験場跡地のはずれのヤブで見つけた黄色い実.もう干からびていますが,キカラスウリのようです.このあたりは手入れのされていない場所で,クズカラスウリなどに覆われたヤブ地帯になっています.カラスウリの赤い実が多い中,雰囲気の違う黄色い実がこれです.黄色の実はこの付近で数個ほど.

水産試験場跡地,2017年12月23日午前,晴れ

写真で一番太いツルはクズのツル.クズのツルは冬も生きているぽいですが,カラスウリのツルは枯れて折れてしまうようです.


参考

  1. Trichosanthes kirilowii var. japonica (Miq.) Kitam. in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/7857030 on 2022-08-27.
  2. キカラスウリ(黄烏瓜). “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/kikarasuuri.html, (参照 2023-12-17).
  3. 逢魔が時[後編] カラスウリ. “東アジア植物記”(小杉 波留夫). https://sakata-tsushin.com/yomimono/rensai/standard/eastasiaplants/20171017_006017.html, (参照 2023-12-17).
  4. キカラスウリ Trichosanthes kirilowii var. japonica ウリ科 Cucurbitaceae カラスウリ属. “三河の植物観察”. http://mikawanoyasou.org/data/kikarasuuri.htm, (参照 2023-12-17).
  5. . “”. , (参照 ).