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園内の林,2025年8月17日午後,晴れ

森の道で,2頭の大きな黒いアゲハがからみあうようにふわふわ飛んでいるのを発見.目で追っていると道から見える木にとまり交尾が始まりました.翅が見えているのはナガサキアゲハのメス,メスは後翅に白と赤の大きな斑紋が目立ちます.前翅にも白い部分が多く,基部に赤いワンポイントもあり,全体に派手です.その下に翅が隠れているのはオス.写真では明るい林に見えますが,広葉樹のうっそうとした暗い林の中です.



基本情報

和名
ナガサキアゲハ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 アゲハチョウ科 アゲハチョウ属 (Papilio)
英名
Great Mormon
学名
Papilio memnon Linnaeus, 1758
状況
時期
123456789101112
成虫111

写真とメモ

園内の林,2018年9月23日朝,くもり

林内をひらひらと飛んでいた黒いアゲハ,遠くのコナラに止まりました.拡大してみるとナガサキアゲハのオス.翅の表面全体が黒くて,しっぽ(尾状突起)がありません.



園内の林,2018年7月22日午前,晴れ

林内のイヌマキに止まったボロボロのアゲハ.特に左の後翅が半分以上なくなっていますが,右側の後翅の表に青白い鱗粉が点在しているのをみつけました(矢印で拡大した部分).これはナガサキアゲハのオスの特徴です.ナガサキアゲハの裏面の赤いところをみたかったのですが,翅の裏面を撮影しようと回り込んだら飛ばれてしまいました.ボロボロ個体で写真映えしないし,種類の区別の参考にもあまりならないですが,ナガサキアゲハは園内で初撮影です.

ナガサキアゲハは南方系の種類ですが,水元公園ではいつでも観察できる種類のようです.園内で撮影された写真を参考2,3のサイトで見つけました.なるほどなるほど,ナガサキアゲハの来る花は,ヒガンバナシロバナマンジュシャゲハナゾノツクバネウツギなどですね… メモメモ.今度は花に来ているナガサキアゲハを狙います!



参考

  1. Papilio memnon Linnaeus, 1758 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1937892 on 2025-09-21.
  2. 水元公園の彼岸花. “一目千国~日本どこでも女ひとり旅”. https://ameblo.jp/sengokunotami/entry-12478487679.html, (参照 2025-09-21).
  3. ナガサキアゲハ,クロアゲハ,キアゲハ,オオスカシバなど in 水元公園. “野鳥と富士山と気ままな写真”. https://wildbird-fujiyama.com/flowersinsect/nagasakiagaha-kuroageha/, (参照 2025-09-21).
  4. . “”. , (参照 ).