モンクロシャチホコ(幼虫のみ) Larva of Black Marked Prominent
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水産試験場跡地のサクラの木に黒い大型の幼虫がたくさんついていました.長い白い毛がまばらに生えるモンクロシャチホコの終齢幼虫.モンクロシャチホコの幼虫は園内でたびたび大発生しているようですが,まだ園内で成虫を見たことがありません.
小さな幼虫は赤い色をしている若齢幼虫です.
基本情報
- 和名
- モンクロシャチホコ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) ヤガ上科 シャチホコガ科 ツマキシャチホコ亜科 Phalera 属
- 英名
- Black Marked Prominent, Japanese Buff-tip Moth
- 学名
- Phalera flavescens (Bremer & Grey, 1853)
- 状況
- —
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 幼虫 1 1
写真とメモ
バードサンクチュアリの入口のソメイヨシノの木が丸坊主になって,そこらじゅう毛虫だらけになっていました.毛虫の種類はモンクロシャチホコ,通称 サクラケムシというようです.ツマキシャチホコと近縁で,幼虫は色違いですが,モンクロシャチホコのほうが気持ち悪く感じるのは色のせいか.毒はなく,無害なんですが,わざわざ触りたくはないですね(参考1).ヒトには無害ですが,この時期にサクラの葉や芽を食べまくると,翌春の花には悪影響があるそうです(参考2).
上の写真は,幹を移動中の大きな幼虫.枝の葉を食べきってしまって移動するのか,もう蛹化するのか.
大きな幼虫と中齢の幼虫.このぐらいから以降は体が黒いです.
こちらは,上の写真よりもさらに若齢の幼虫.体が赤いのが特徴.
あちこちに取り付いた幼虫.サクラの木全体がこんな感じ.
若齢幼虫が整列してお食事中.葉を食べ尽くした枝から,別の枝に移動中の幼虫も.いずれ食べるものがなくなりそうです.
そのサクラの木の下には,フンが丸く盛り上がった塚がたくさんありました.このフンの真上の枝には幼虫がわさわさいるんですね.
参考
- 害虫シリーズ(13) モンクロシャチホコ. “独立行政法人 森林総合研究所 九州支所”. https://www.ffpri.go.jp/kys/research/kankou/kysmr/documents/mr48.pdf, (参照 2025-09-27).
- モンクロシャチホコ(紋黒天社蛾). “幼虫図鑑”. http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/monnkuroshachihoko021005.html, (参照 2025-09-27).
- . “”. , (参照 ).
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