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小合溜沿いの疎林,2024年7月21日お昼,晴れ

コミスジは年3回発生するようですが,園内では5月が第1化,7月が第2化,9月が第3化のようです.このときは第2化の成虫が見られ始めた時期です.林縁の下草に止まったところ.

小合溜沿いの疎林,2024年7月21日お昼,晴れ



基本情報

和名
コミスジ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科 ミスジチョウ属 (Neptis)
英名
Common Glider, Pallas' Sailer
学名
Neptis sappho Pallas, 1771
状況
IUCN レッドリスト 2024-1[LC] Least Concern (絶滅のおそれなし) ver 3.1, Pop. trend decreasing (個体数減少傾向), Scope of assessment: Europe (調査地 ヨーロッパ) (参考1)

写真とメモ

園内の林,2022年9月4日午前,晴れ

ヤブカラシの花に来ていたコミスジ.翅の裏から見ると,表からよりも白い斑紋が多く,黒褐色の部分の色合いも明るく見えますね.

園内の林,2022年9月4日午前,晴れ

この日はイチモンジチョウも見つけたのですが,残念ながら写真が撮れず.



小合溜沿いの草地,2020年9月21日午後,晴れ

草地で,コミスジが飛んだり止まったりしていたところに近づいて撮影してみました.口元を見ると口吻が伸びていて,花の蜜を吸っているように見えます.蜜を吸っているのはイノコヅチの花.咲いているかどうかわからないほどのイノコヅチの地味な花ですが,この他にもキタテハウラナミシジミチャバネセセリなど何種類かのチョウが来ていました.

コミスジの顔のアップでは,水玉模様の目と先端がオレンジ色の触角がかわいいです.

小合溜沿いの草地,2020年9月21日午後,晴れ

こちらも蜜を吸っているところのようです.胸部や腹部の鱗粉がとれているところに緑色の金属光沢があります.

小合溜沿いの草地,2020年9月21日午後,晴れ


園内の林,2019年5月12日午前,晴れ

コミスジ,以前よりも多少近い写真が撮れました.普通種で園内で毎年目撃しますが,草地にいる種類ではなく,林の樹冠を飛ぶことが多いので,あまりシャッターチャンスが来ません.



園内の林縁,2014年5月18日夕方,晴れ

コミスジです.止まったのが遠くの木なのでちょっと粗い写真.



園内の林縁,2013年9月1日朝,晴れ

ゆっくりと滑るように滑空する,独特の飛び方でパッと見て区別できます.どこにでもいる普通種だと思っていましたが,そうでもないのでしょうか.園内で写真を撮れたのはこれがはじめてです.



参考

  1. van Swaay, C., Wynhoff, I., Verovnik, R., Wiemers, M., López Munguira, M., Maes, D., Sasic, M., Verstrael, T., Warren, M. & Settele, J. 2010. Neptis sappho (Europe assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T174221A7031272. Accessed at https://www.iucnredlist.org/species/174221/7031272 on 06 August 2024.
  2. コミスジ. “大阪市とその周辺の蝶”. http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/shubetsu/tateha/komi/komi.html, (参照 2022-11-23).
  3. . “”. , (参照 ).