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園内の水辺,2023年7月16日朝,晴れ

水辺の疎林の中で,数頭のチャバネセセリが下草に止まっていました.新成虫の時期? チャバネセセリは関東以南では幼虫越冬して,成虫は5,6月~11月まで年何回か発生するようです(参考3).葛飾あたりで越冬できているのかわかりませんが,この時期は今年の第2化ぐらいでしょうか.食草はイネ科で,ヨシオギススキチガヤチカラシバセイバンモロコシなど.



基本情報

和名
チャバネセセリ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 セセリチョウ科 チャバネセセリ属 (Pelopidas)
英名
Dark Small-branded Swift, Small Branded Swift, Lesser Millet Skipper
学名
Pelopidas mathias
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2022年11月6日午前,晴れ

コセンダングサの花に来ていたセセリチョウはチャバネセセリでした.夏から初秋に見るセセリチョウはイチモンジセセリばかりですが,この時期にはもうまったく見なくなり,わずかに見るのはチャバネセセリばかりです.チャバネセセリのほうが低温に適応しているということでしょうか.



小合溜沿いの草地,2020年10月18日午前,晴れ

日向のセイタカアワダチソウの花に来ていたチャバネセセリ.口吻を激しく動かして,忙しく吸蜜中です.翅がきれいな金茶色に見えています.金色の毛のような表面の鱗粉が取れていない個体です.

小合溜沿いの草地,2020年10月18日午前,晴れ

別個体.



江戸川河川敷,2013年8月25日午前,くもり

河川敷の道沿いに咲いていたオシロイバナに茶色いセセリチョウが来ていました.イチモンジセセリだと思ってよく見たら,後翅の白斑の様子からチャバネセセリのようです.イチモンジセセリは,後翅に大きめの白斑が斜めに一列に並んでいますが,チャバネセセリはずっと小さい白斑が弧を描くように並びますので,はっきり違いがわかります(参考1,2).

オシロイバナは花が筒状なので,蜜のあるところまで遠いように思うのですが,チャバネセセリの口吻は花の蜜に届いているのでしょうか?

江戸川河川敷,2013年8月25日午前,くもり

前翅の白斑も,イチモンジセセリよりも小さめですが,真ん中辺りの白斑は大きいのと小さいのがいるようです.端の方の白点はイチモンジセセリよりもずっと小さいです.

ごんぱち池方面,2013年8月25日午前,くもり

別の場所に移動したら,こちらにもヤブカラシの花の周りに茶色いセセリチョウがたくさん.この場所でのイチモンジセセリ:チャバネセセリの数の比は,3:1程度でした.



参考

  1. チャバネセセリ. “大阪市とその周辺の蝶”. http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/shubetsu/seseri/cha/chase.html.
  2. イチモンジセセリとチャバネセセリの違い.“蝶の図鑑(www.j-nature.jp)”. http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/seseri.htm.
  3. チャバネセセリ. “虫撮り散歩”. http://konohenfurafura.web.fc2.com/chou/3a_chabaneseseri.htm, (参照 2023-07-21).
  4. . “”. , (参照 ).