バラ Rose
基本情報
- 和名
- バラ(園芸品種)
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 バラ目 バラ科 バラ属
- 英名
- Rose
- 学名
- Rosa
- 状況
写真とメモ
園内のグリーンプラザ裏、野草園のとなりに、こじんまりしたバラ園があります。ボランティアでグリーンプラザの運営をしている友の会が管理されていると書いてありました。いろいろな品種のバラが栽培されていて、シーズンには非常にきれいです。場所が裏手なので気づく人が少なくもったいないです。一部の株にしか品種の名札がつけられていないのが残念です。ちょうどきれいな時期の花があったので写真を撮ってみました。
大変深いオレンジ色の花。RGB色空間で表現できる限界を超えるほどで、写真ではおそらく色が飛んでいます。花びらの広がり方がゆるやかで丸くやわらかい印象の花です。この花には名札あり。プリンセス・ミチコ 'Princess Michiko' という品種です。1966年イギリスの会社から発表され、美智子妃殿下(当時)に献呈されたそうです(参考2)。品種の系統としては、フロリバンダ系というのに属しています。フロリバンダ系は、日本のノイバラの性質を受け継いでいて、沢山の花がつくのが特徴の系統で、花は中輪、四季咲きとのこと。
プリンセス・ミチコ 'Princess Michiko'
こちらは別の株です。小ぶりの花で花弁の枚数が少ないですが、たくさんの花がついていました。名札はありませんでしたが、アンジェラ 'Angela' という品種に似ています。アンジェラは、クライミングフロリバンダという系統、フロリバンダ系につるバラの系統も入っているということなのでしょうか(参考3)。花の形が浅い器のようになっているのをカップ咲きと呼ぶそうです。形も色もかわいらしい印象の花です。
アンジェラ 'Angela' (仮)
こちらは、大輪で花びらが立体的にカールしてとがる剣弁っぽい感じの花。花びらは中心が白っぽく、周囲が濃い赤になります。名札がなかったので、調べてみると、よく似た種類がありました。1966年に京成バラ園で発表された聖火 'Olympic Torch, Seika' という品種(参考4)。または、この品種の親に当たるローズ・ゴジャール 'Rose Gaujard' という品種もちょっと似ているかもしれません。バラらしい、ゴージャスな雰囲気のある花です。
聖火 'Olympic Torch, Seika' (仮)
参考
- バラ (2018年5月16日 16:28 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9
- プリンセス・ミチコ (2017年5月8日 08:31 UTC) - 『ウィキペディア日本語版』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%81%E3%82%B3
- アンジェラ - Angela - 『姫野バラ園八ヶ岳農場』 https://himenobaraen.jp/rose/climbing/angela.html
- 京成バラ園芸の歴史とともに歩み続けてきたバラ「聖火」 - 『京成バラ園』 http://www.keiseirose.co.jp/garden/flowerinfo/rosecolumn/2007/10/post_30.html
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