基本情報

和名
シマクロハバチ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハチ目 ハバチ科 ハバチ亜科 クロハバチ属 (Macrophya)
英名
(in Jpn.) Shima-kuro-habachi; A Species of Sawflies
学名
Macrophya falsifica Mocsary, 1909
状況

写真とメモ

園内の水辺,2024年5月6日朝,くもり

数日前に見たハバチのいるイボタノキに来てみました.あいかわらずたくさんのハチが見られました.前回は晴れていて,ハチは激しく飛び回っていましたが,今回はくもりでじっとしているハチが多く,近づいて撮影できました.上の写真が格好良さの点でベストアングルかと思います.腹部の横に白い帯が見えていますので,シマクロハバチのメスと判明.他に顔や後脚の基節など,白い斑紋が多く,きれいな種類です.

園内の水辺,2024年5月6日朝,くもり

腹部の白帯が見やすい角度です.こちらもメスですが,イボタノキの葉を食べているところ.ハバチって葉を食べるんだと再認識.

園内の水辺,2024年5月6日朝,くもり

こちらがオス.オスは触角が根元まで黒.首が水色をしています.メスでは前脚と後脚は真っ白ですが,オスでは腿節の背面に黒い紋がありました.

園内の水辺,2024年5月6日朝,くもり

メス.触角の付け根が白いところ,それぞれの脚の色が確認できます.

園内の水辺,2024年5月6日朝,くもり

こちらもメス.腹部の側面の白いところは帯というより楕円形の斑紋ですね.

園内の水辺,2024年5月6日朝,くもり



園内の水辺,2024年5月3日朝,晴れ

水辺の植え込みのイボタノキにはきれいな黄緑色の若葉が広がり,つぼみがびっしりついていました.そこにたくさんの黒いハチが飛び回っていました.近くから見ると腰のくびれがなくてハバチらしいのですが,かなり大型でスマートな体形です.体は黒ですが小楯板が白,前胸背にも白い紋があります.前脚と中脚は全体が白で,後脚は黒ですが脛節の途中に白い部分あり.触角は黒で根元の数節が白いようです.交尾中の個体がたくさん見られ,オスとメスで白い箇所が違います.上の個体は白い紋が多いメス.

園内の水辺,2024年5月3日朝,晴れ

交尾中のペアに別のオスがちょっかいをかけているところ.上がメスで,下と右がオス.オスは前胸背や小楯板,後脚の白い紋がありません.イボタノキにつくハバチ類にはこういう模様のよく似た種類が多いようで,種類を確定できませんでした.



参考

  1. Macrophya falsifica Mocsary, 1909 シマクロハバチ. “蜂が好き”. https://www.raipon.jp/hachi/?p=79, (参照 2024-06-03).
  2. シマクロハバチ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-2762.html, (参照 2024-06-03).
  3. . “”. , (参照 ).