基本情報

和名
ナミギングチ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハチ目 ギングチバチ科 ギングチバチ亜科 ギングチバチ族 ギングチバチ属 (Ectemnius)
英名
Common Ectemnius
学名
Ectemnius continuus (Fabricius, 1804)
状況

写真とメモ

花菖蒲園の草地,2024年5月12日朝,くもり

花菖蒲園の道端にあった切り株が菌類でぼろぼろになった朽木です.ここはハンノキが植えられているエリアなので,ハンノキの切り株だと思います.黒い小さなハチが飛んできて,切り株の崩れた断面を探るように動き回っています.ギングチバチ類は単独性の狩りバチなので,朽木で幼虫などを探しているところでしょうか.動きが早くてピントの合った全身像が撮れませんでしたが,黄色い斑紋の様子から,ナミギングチという種類が似ていました.ナミギングチは,日本や朝鮮のほか,ヨーロッパや北米に広く生息している種類のようです.東京オリンピックのための環境アセスメントで,有明地区で見つかっている種類なので,都市や荒れ地にも対応している種類のようです.

大きくて四角い頭部が特徴的です.

花菖蒲園の草地,2024年5月12日朝,くもり

体色は,触角の基部が黄色,胸部の肩のところに左右1対の黄色い紋,腹部には前部に1本,後部に2本,黄帯が見えます.他に,各脚の脛節の外側部が黄色いです.

花菖蒲園の草地,2024年5月12日朝,くもり



参考

  1. Ectemnius (Hypocrabro) continuus (Fabricius, 1804) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/4494950 on 2024-06-23.
  2. ギングチバチ科 Crabronidae その1. “夢惑う世界・昆虫たち”. http://www5c.biglobe.ne.jp/~mmmworld/s2/s2s3/s2s3s5/s235_htCrab1.html, (参照 ).
  3. 9.3. 生物・生態系. "東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会 実施段階環境影響評価書(有明アリーナ)". 東京都. 平成29年1月.https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/torikumi/facility/kankyou/hyoukasho_ariakearena/index.html, (参照 2024-06-23).
  4. . “”. , (参照 ).