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小合溜沿いの草地,2024年5月19日朝,くもり

イネ科のはびこる草地の中でギシギシの花が背丈が高く目立っていましたが,その花にはたくさんのカメムシがびっしりついていてギョッとしました.たくさんのツマキヘリカメムシが集まって交尾をしていました.

小合溜沿いの草地,2024年5月19日朝,くもり

ほとんどの個体がオスメスペアとなって交尾中.写真でも,何ペアか見えますが,どれも上の小型の個体がオス,下のやや大型の個体がメスに見えます.オスの腹端の生殖節の先端の形でオオツマキヘリカメムシと区別できるとのことですが,どの個体も左右に突起がなく,なだらかな輪郭をしているように見えることからツマキヘリカメムシかなと思います.自信なし.



基本情報

和名
ツマキヘリカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 ヘリカメムシ科 ツマキヘリカメムシ属 (Hygia) ツマキヘリカメムシ亜属 (Hygia)
英名
(in Jpn.) Tsumaki-herikamemushi; A Speices of Coreid Bugs
学名
Hygia (Hygia) opaca (Uhler, 1860)
状況

写真とメモ

樹木見本園,2020年6月21日午後,くもり

見事な花の咲いていたキミガヨランを見ていたら,その花茎の下の方に虫がついているのが見えました.小型のカメムシの群れで,よく見るとそのほとんどが交尾中のオスメス.少数の幼虫もいました.きっと食事中でもあると思います.種類はツマキヘリカメムシらしいのですが,この種類の付く植物は,スイバギシギシイタドリ,キイチゴなどの他,ソテツなどにも付くとのことで,どういう好みかわかりませんが,分類上は非常に幅広いです.

樹木見本園,2020年6月21日午後,くもり

拡大したところ.このペアは上がオス,下がメス.オスのほうが体が一回り小さいです.

近縁種には,非常によく似ているオオツマキヘリカメムシというのがいます.区別点は,オスの腹端に突起が1対あるかどうか,突起があるととのことで,どうやらその突起が見えないのでツマキヘリカメムシ.

樹木見本園,2020年6月21日午後,くもり

メスの拡大.触角の先端の節がオレンジ色で,指示棒のよう.これがツマキの名前の由来ですね.



参考

  1. カメムシ2:ヘリカメムシ科. “福光村昆虫記”. http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/kamemushi2_.html, (参照 2024-06-24).
  2. ツマキヘリカメムシ(褄黄縁亀虫). “自然観察雑記帳”. https://naturalism-2003.com/kansatsu/animal/insect/kamemushi_hemiptera/kamemushi/tsumakiherikamemushi.html, (参照 2024-06-24).
  3. ツマキヘリカメムシ. “東京23区の虫2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-365.html, (参照 2024-06-24).
  4. ツマキヘリカメムシ. “しずおかみんなのしぜんたんけんちょう”. https://www.shizutan.jp/zukan/k_2080.html, (参照 2024-06-24).
  5. . “”. , (参照 ).