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園内の街灯，2025年4月27日夜，くもり

年2化のミスジツマキリエダシャクの春の個体です．以前みつけた個体は鱗粉が取れていましたが，今回はきれい．翅の輪郭の形が特徴的で，縁毛の長さは前翅では短く，後翅で長く発達しているようです．内横線，中横線，外横線，亜外縁線がそれぞれ前翅の前縁で濃くなっています．モンシロツマキリエダシャクという種類と翅形と斑紋が似ていますが，外縁線と亜外縁線に重なる濃褐色の大きな斑紋があって区別できます．



基本情報

和名
ミスジツマキリエダシャク
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 （ガ類） シャクガ上科 シャクガ科 エダシャク亜科 Xerodes 属
英名
(in Jpn.) Misuji-tsumakiri-edashaku; A Species of Geometer Moth
学名
Xerodes rufescentaria (Motschulsky, [1861])
状況
—
時期
月123456789101112
成虫11

写真とメモ

園内の林，2022年9月4日午前，晴れ

暗い林床でみつけたシャクガ．翅の鱗粉がかなり取れてしまっていますが，翅の輪郭が独特なのと，外横線と内横線の間が濃色で，そこに中横線が見えることなどからミスジツマキリエダシャクと判明．この種類は日本と朝鮮に分布していて，幼虫の食樹はマツやスギなどの針葉樹とのこと．園内ではスギは限られた場所にしかないので，アカマツとかサワラなどを食べていそうです．



参考

  1. Xerodes rufescentaria in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/9995714 on 2022-11-20.
  2. ミスジツマキリエダシャク． “みんなで作る日本産蛾類図鑑”． http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Xerodes_rufescentarius_rufescentarius.html, (参照 2025-05-27).
  3. ミスジツマキリエダシャク． “暁の蛾類図鑑”． http://kanon1001.web.fc2.com/data_musi/ga/K_syaku_ga/AK_edasyaku/misuji_tumakiri_edasyaku/misuji_tumakiri_edasyaku.html, (参照 2025-05-27).
  4. ． “”． , (参照 ).