基本情報

和名
オニビシ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 フトモモ目 ミソハギ科 ヒシ属
英名
Water Chestnut, Bull Nut
学名
Trapa natans
状況
IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種侵略的外来種(北米、ヨーロッパ、オーストラリア)、原産(日本を含むアジア、ヨーロッパ、アフリカ) (参考1)
IUCN レッドリスト 2017-2[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向 安定) (参考2)

写真とメモ

最新の写真

水産試験場跡地、2012年9月29日午後、くもり
水産試験場跡地、2012年9月29日午後、くもり

先日の写真(このページの下の方)を撮影した池では、オニビシが積もるように繁茂していましたが、その隣の池の写真がこちらです。オニビシはそれほどもっさりと茂っておらず、葉が水面に浮いていました。花が咲いているところもやっと見つけました。オニビシの花は小さいです。きれいに撮れたかどうかといえば、この間の写真よりは多少まし…という程度ですね。オニビシの葉の周囲の水面は浮き草にびっしり覆われています。この浮き草はおそら特定外来種のアゾラ・クリスタータ(Azolla crystata、アメリカオオアカウキクサ)というやつでしょう。



水産試験場跡地、2012年9月22日午後、くもり

金魚展示場の並びの池をぶらぶらしていたら、池の水面が青々した葉で完全に覆われていて、なんだろうと思って写真をとりました。葉の形から、ヒシのなかまらしいとわかったのですが、近縁種がいろいろあって葉だけでは区別できないこと、実の形が重要らしいことがわかりました。水元公園のはどうやらオニビシという種類が中心のようですが、写真を撮った株にも「オニビシ」という名札が付いていましたので、オニビシにしておきます。

水産試験場跡地、2012年9月22日午後、くもり

葉ばかりモジャモジャだと思っていたのですが、よく見たら小さな白い花も。無理やり拡大したのがこれ(中央に半分水中にある小さな花)。次回写真を撮れる時があったらもっとマシな写真をとりたいです!


参考

  1. Global Invasive Species Database (2017) Species profile: Trapa natans. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Trapa+natans on 15-10-2017.
  2. Gupta, A.K. & Beentje, H.J. 2017. Trapa natans. The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T164153A84299204. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2017-1.RLTS.T164153A84299204.en. Downloaded on 15 October 2017.
  3. オニビシ(植物) - 『Wikipedia 日本語版』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%93%E3%82%B7_%28%E6%A4%8D%E7%89%A9%29
  4. ヒシの実の変異 - 『西宮の湿生・水生植物』 http://matsuoka.xsrv.jp/floraNishinomiya/comparison/hisiVar/hisiVar.html
  5. オニビシ - 『花紀行』 http://blog.goo.ne.jp/5241065/e/b05b4593f2c96be610580ff985c008dc
  6. オニビシ - 『MINATO'S HOMEPAGE 野草&名所旧跡』 http://www.asahi-net.or.jp/~uu2n-mnt/yaso/kiko/mizumotokoen/yas_mzm_onibisi.htm