基本情報

和名
ニシキガメ
分類
爬虫綱 カメ目 ヌマガメ科 ニシキガメ(Chrysemys)属
英名
Painted Turtle
学名
Chrysemys picta
状況
外来生物法生態系被害防止外来種 (国外由来の外来種 > 定着予防外来種 > その他の定着予防外来種)(ただし、ニシキガメ属として) (参考1)
IUCN レッドリスト 2019-1[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable(個体数動向安定) (参考2)

写真とメモ

水産試験場跡地、2019年5月5日午前、晴れ

水産試験場跡地の水路で。遠くでコイのはたき(産卵)が見えたり、ライギョが水面直下で待機しているところなどを見ながら散歩していたとき、水面にカメが浮かんでじっとしているのを発見。どこか見慣れない雰囲気でしたので撮影してきてよく見てみました。緑色系の20cmほどのカメで、よく見るミシシッピアカミミガメかなと思ったのですが、目の横あたりにあるはずのトレードマークの赤い斑紋がありません。緑色の体色に黄色っぽい線の入る種類といえばクサガメですが、首の模様や水面下に見える甲羅の色などが違います。外来種の方面で調べてみると、ハナガメもちょっと似ていますが、これも模様が違っていて、最終的にたどり着いたのは北米のニシキガメでした。

ニシキガメはペットショップなどで入手可能な種類のようですが、特に日本に多く持ち込まれたのはかなり以前で、ミシシッピアカミミガメよりも前にペットとしてたくさん入ってきた種類とのこと。模様の違う4亜種があり、甲羅などの模様で区別できるようです。日本語名、英語名の由来は、色のついた甲羅の模様がきれいなところですね。この個体の甲羅は黒ではなく体の色に近いオリーブ色?っぽいこと、甲羅の縁にオレンジ色の部分があることなどは分かりますが、はっきり見えるのは頭部だけですので区別は難しそうです。

外来種のカメでは、以前、ミナミイシガメを見つけたのもこの場所でした。水産試験場跡地周辺は観察しやすいので好きです。


参考

  1. 生態系被害防止外来種リスト - 『外来生物法(環境省 自然環境局)』 https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html
  2. Van Dijk, P.P. 2011. Chrysemys picta (errata version published in 2016). The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T163467A97410447. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2011-1.RLTS.T163467A5608383.en. Downloaded on 20 May 2019.
  3. Painted turtle (14 May 2019, 02:54 UTC) In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Painted_turtle
  4. ニシキガメ (2016年7月27日 13:04 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%AD%E3%82%AC%E3%83%A1
  5. - 『』