基本情報

和名
アヤメ
分類
被子植物類 単子葉類 キジカクシ目 アヤメ科 アヤメ属 (Iris)
英名
Siberian Iris
学名
Iris sanguinea
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年見直し版 東京都区部における区分:[EX] 絶滅,東京都本土部全体における区分:[EN] 絶滅危惧 IB 類 (参考1)
埼玉県レッドデータブック2011 植物編 [NT] 準絶滅危惧 加須・中川低地における分布状況:- (参考2)
千葉県レッドデータブック-植物・菌類編(2023年改訂版)[B] 重要保護生物 (参考3)

写真とメモ

最新の写真

グリーンプラザ裏,2019年5月4日午後,くもり

グリーンプラザの裏のアヤメが,ちょうど満開の頃でした.以前撮影したときは晴れていた時でしたので,写真のコントラストが強くて,鮮やかな紫の色調の花びらのうち,光があたって明るいところや影の部分が,RGBで表すことのできる色の範囲を超えてしまってハレーションを起こした感じになっていました.今回はくもっていましたのでどう見えるかなと.上の写真,前回の撮影とは違って,表現できる色の範囲に収まっていますが,今度は実物の色と全く違って,全体が穏やかすぎる色調になってしまいました.難しいものですね.

グリーンプラザ裏,2019年5月4日午後,くもり



グリーンプラザ裏,2016年5月8日午前,晴れ

水元公園といえば,菖蒲まつりとハナショウブですが,園内で菖蒲まつりの会場となる菖蒲田の付近には「アヤメ,ハナショウブ,カキツバタの違い」についての説明看板があります.その付近にあるのはハナショウブだけなのですが.そんな公園内でアヤメとカキツバタも見ることができました.アヤメが見られるのはグリーンプラザの裏です.水生植物園の池と「水べの野草園」の間ぐらいの場所.

園内でこれらを探すときの注意点は,アヤメもカキツバタも花の時期がハナショウブよりも早いこと.菖蒲まつりの時期にはアヤメやカキツバタの見頃は終わっているものと思います.東京都区部では,アヤメは「絶滅」の扱いになっています.

グリーンプラザ裏,2016年5月8日午前,晴れ

上の写真はアヤメの花の特徴がわかります.紫色の花の花びらの中心部(ハナショウブでいうとアイという黄色いスジがある部分)に,ち密ではっきりした網目状または縞状の模様があることです.花びらが引き込まれそうな深い紫色です.花の形は,ハナショウブの基準でいうと,外花被(外側に垂れている普通の花びら)と内花被(立っている内側の花びら)とが区別できる三英の形.

グリーンプラザ裏,2016年5月8日午前,晴れ

アヤメが植えられているのは水辺でも,菖蒲田でもなく,普通の花壇?畑?に見えます.ハナショウブやカキツバタが水辺に生えるのに対して,乾燥した地面に生えるとのこと.

グリーンプラザ裏,2016年5月8日午前,晴れ

つぼみです.



参考

  1. レッドリスト・レッドデータブック・植生図. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. 埼玉県レッドデータブックについて. “埼玉県生物多様性センター”. https://saitama-biodiversity-center-cessgis.hub.arcgis.com/pages/saitamardb.
  3. 千葉県レッドデータブック・レッドリストについて. “千葉県環境生活部自然保護課 生物多様性センター” https://www.bdcchiba.jp/reddatebook_redlist.
  4. アヤメとカキツバタとハナショウブ. “植物について-植物の分類-”(地球資源論研究室). http://earthresources.sakura.ne.jp/er/ES_P_SB7.html, (参照 2024-01-02).
  5. 新発田の花 あやめ. “新発田川を愛する会~花と清流を目指して~”. http://www.asahi-net.or.jp/~ab4t-tmng/ayame.html, (参照 2024-01-02).
  6. . “”. , (参照 ).