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水産試験場跡地 保全池,2019年7月13日午後,くもり

保全池でみつけた変態中のウシガエルのおたまじゃくし.体と前後肢のサイズの割合はほぼ成体のカエルに近づいてきていますが,まだ尾はかなり長いままです.写真左には後肢がまだ小さいおたまじゃくし.これらのおたまじゃくしは昨年春に卵からかえって,ほぼ1年をかけて成長してきた個体なので,1年の間に成長の進み方もかなり差がついているのだと思います.



基本情報

和名
ウシガエル
分類
両生綱 カエル目 アカガエル科 アメリカアカガエル属 (Lithobates)
英名
American Bullfrog, Bullfrog, Common Bullfrog
学名
Lithobates catesbeianus, syn. Rana catesbeiana
状況
外来生物法(最終更新:令和5年4月1日):特定外来生物(参考1)
外来生物法生態系被害防止外来種 (国外由来の外来種 > 総合対策外来種 > 重点対策外来種) (参考2)
IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種侵略的外来種(日本を含むアジア,ヨーロッパ,中南米,北米の一部),生息状況不特定(米国,カナダ,メキシコ),原産(米国,カナダ,メキシコ) (参考3)
IUCN レッドリスト 2022-2[LC] Least Concern ver 3.1 (絶滅のおそれなし), Pop. trend increasing (個体数増加傾向) (参考4)

写真とメモ

水産試験場跡地,2019年5月5日午前,晴れ

水産試験場跡地の保全池にて.後ろ足の生えたもうすぐカエルに変態するウシガエルのオタマジャクシ.水面近くをゆったりと泳いでいました.前足はまだ生えていませんが,尾の上下部分のヒレがすでに小さくなり始めているので,もう泳ぐのが苦手になり始めているようです.そして,顔の凹凸もカエルっぽくなってきています.ももしかしたら,エラ呼吸も苦手になってきている?



水産試験場跡地,2018年6月24日午後,晴れ

水べの再現地域の池で,中ぐらいの大きさに育ったウシガエルのオタマジャクシが大量にいるのを見つけました.大きさが中ぐらいというのは,ウシガエルのオタマジャクシとして,という意味で,すでにヒキガエルなどのオタマジャクシの最大サイズを軽く超えています.ウシガエルのオタマジャクシは生まれた翌年に成体になるので,今見ることができるオタマジャクシは,この夏から秋に更に大きく育って冬を越し,来年の春に成体になるはずです.したがって,ウシガエルのオタマジャクシは年中見られるわけですが,このように同時にたくさんのオタマジャクシを見ることはあまりないように思います.群れを作る性質が成長に伴って失われるのか,あるいは単に,今が一番個体数が多くて目立つ時期なのかもしれません.



睡蓮池,2014年8月3日朝,晴れ

睡蓮池では,いつもヴォンヴォンというカエルの声が聞こえます.これは夏に茂った水草(カボンバ)の上にいた体長5~6㎝ぐらいの小さなウシカエル.



ごんぱち池方面,2012年6月17日午後,くもり

花菖蒲園付近の睡蓮池で,ヴォオン,ヴォオン,という鳴き声がよく聞こえますし,巨大なオタマジャクシもよく見ますが,この写真はゴンパチ池よりももっと東のはずれのほうの池で.

特定外来種であるウシガエルが,現在の水元公園にはかなりはびこっていますが,もしウシガエルがいなかったら,と考えてみることがあります.かわりにどんなカエルがたくさん増えるでしょうか.トウキョウダルマガエル?アカガエル?ツチガエル? でも,それらの小型のカエルではアメリカザリガニをエサにすることができなさそうなので,アメリカザリガニが大増殖して大変なことになってしまうのでしょうか.ザリガニも要注意外来種.もしもザリガニもいなかったとしたら? 水の中の生態系は大きく変わるのでしょうか?でも,外来種がいなかった大昔の日本の生態系がそのまま復活できるわけではないので,未知のバランスの生態系に向かうわけです.どう変わるのか興味はありますが,うまく安定してくれるとは限らないし,現在の状態も安定しているといえなくもないので,賭けですよね.ウシガエルとアメリカザリガニがもしも排除できたら,という前提がそもそもありえないのですけど.


ごんぱち池方面,2014年6月1日午後,晴れ

池の周囲で,かなり大きめのウシカエルがじっとしているのを見つけました.ヒトの近寄れない向こう岸だからでしょうか,大きめのカエルにしては,姿を遮るもののない無防備な場所に出てきてます.めずらしいです.


水産試験場跡地(保全池),2013年5月26日午後,晴れ

保全池にウシガエルの大きなオタマジャクシがいました.結構たくさん水面近くにとどまってじっとしています.おそらく,水面近くは酸素濃度が高いのと,水温が高くて代謝と成長が活発になるのでは.まだ足は見えませんが,去年卵から孵って,今年カエルになるのだと思います.

水産試験場跡地(保全池),2013年5月26日午後,晴れ

同じ池ですが,こちらのオタマジャクシは後ろ足がかなり大きくなっています.

東金町運動場方面(修景池),2012年10月8日夕方,くもり

新しく水元公園になった方の池です.ヒシの葉でいっぱいの水面に近づくとピョコピョコ跳ねて逃げるのが見えます.体長数cmのカエルがたくさん.今年オタマジャクシからカエルに変態したウシガエルの子どもでした.

東金町運動場方面(修景池),2013年7月14日朝,晴れ

トンボが出ているかなと来てみたら,チョウトンボショウジョウトンボなどがたくさん飛び交っていましたが,いつもながらウシカエルだらけでした.写真は中ぐらいのサイズのウシカエル.カエルになって2年目ぐらいなのでしょうか.水面のあちこちからは,呼吸のために水面に上がってくるオタマジャクシの姿もひっきりなしに見えています.



参考

  1. 特定外来生物等一覧. “日本の外来種対策” (環境省 自然環境局). https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list.html.
  2. 生態系被害防止外来種リスト.“日本の外来種対策”(環境省 自然環境局). https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html.
  3. Global Invasive Species Database (2023) Species profile: Lithobates catesbeianus. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Lithobates+catesbeianus on 14-05-2023.
  4. IUCN SSC Amphibian Specialist Group. 2022. Lithobates catesbeianus. The IUCN Red List of Threatened Species 2022: e.T58565A193396825. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2022-1.RLTS.T58565A193396825.en. Accessed on 13 May 2023.
  5. . “”. , (参照 ).