基本情報

和名
アシマダラヒメカゲロウ
分類
節足動物門 昆虫綱 アミメカゲロウ目 ヒメカゲロウ科 Micromus
英名
(in Jpn.) Ashi-madara-himekagero; A Species of Brown Lacewings
学名
Micromus calidus Hagen, 1859
Syn. Spilomicromus maculatipes (Nakahara, 1915)
状況

写真とメモ

園内の街灯,2024年2月18日夜,晴れ

冬の街灯にはクサカゲロウはよく見ますが,クサカゲロウによく似た雰囲気の,翅に茶色い斑紋のある虫を見つけました.クサカゲロウよりも翅の幅が広く,左右の翅を合わせて三角に立てて止まります.ヒメカゲロウ科のアシマダラヒメカゲロウでした.ヒメカゲロウ科はクサカゲロウ科と同じアミメカゲロウ目に属するグループです.参考3によると日本産のクサカゲロウ科の既知種は40種,ヒメカゲロウ科の既知種は43種,どちらも小さなグループです.区別が難しい種類が多いグループのようですが,この種類は斑紋が独特なので区別可能です.翅の斑紋は黒ですが,翅脈が黒いところと白いところが交互になっていて,透明なところと黒と白の3色に見えます.

園内の街灯,2024年2月18日夜,晴れ

参考2によると,アシマダラヒメカゲロウの成虫は一年中見られ,成虫越冬,幼虫はアブラムシなどの体液を吸うとのこと.脚マダラクサカゲロウは日本から東南アジア方面に分布する種類のようです.反対から光が当たっていると翅の印象が変わります.



参考

  1. Micromus calidus Hagen, 1859 in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2102716 on 2024-02-23.
  2. アシマダラヒメマゲロウ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-amimekagero_hime_asimadara.htm, (参照 2024-02-23).
  3. ヒメカゲロウ上科(日本産生物種数調査). “日本分類学会連合”. https://www.ujssb.org/biospnum/search.php?Kingdom=Animalia&Phylum=Arthropoda&Subphylum=Mandibulata&Class=Insecta&Order=Neuroptera&Suborder=Planipennia&Superfamily=Hemerobioidea, (参照 2024-02-23).
  4. . “”. , (参照 ).