基本情報

和名
キツネノハナガサ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ハラタケ目 ハラタケ科 キヌカラカサタケ属 (Leucocoprinus)
英名
Fragile Dapperling
学名
Leucocoprinus fragilissimus
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の林,2021年7月11日午前,くもり

暗い林床に花が咲いているような明るい色調の可憐なキノコ.キツネノハナガサは薄いカサと細い柄をもった,ヒトヨタケやオキナタケのような華奢なキノコですが,ハラタケ類に分類されるキノコ.

園内の林,2021年7月11日午前,くもり

カサが薄く,ヒダとカサの表の凹凸が連動しています.カサの表面には黄色い鱗片がありますが,同じような黄色い鱗片が柄にもあります.これがストロボの光で光るので全体がぼうっと明るくなるんですね.



園内の林床、2018年9月17日朝、くもり

遠くから見ると、暗い林床に黄色い花が咲いているのかと思ったのですが、小さくて細いキノコが数本生えていました。カサが広がってカップのように反っていて、長い柄とあわせてカクテルグラスのような形。カサは薄くて白く、上面にレモン色の粉のまぶされた線が放射状に広がっていて、花びらのように見えるキレイな種類です。

この種類は、ユーラシア大陸、アフリカ、オーストラリア、南北アメリカ大陸と、世界中の暖かい地方に分布する種類のようです(参考1)。

園内の林床、2018年9月17日朝、くもり

横から見たところ。キノコ全体が半透明な華奢なつくりです。柄にはツバがありました。写真のきのこはカサが開ききっていますが、参考1,2,3のサイトにカサの開くまでの写真が掲載されていました。黄色い唐傘がだんだんと広がっていくような様子です。

園内の林床、2018年9月17日朝、くもり

カサの上面のレモン色の線は、ヒダと位置と数が対応しているように見えます。レモン色の粉は、参考3,4では細鱗片という言葉で呼ばれていました。

園内の林床、2018年9月17日朝、くもり



参考

  1. Leucocoprinus fragilissimus (22 March 2018, 11:08 UTC) In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Leucocoprinus_fragilissimus
  2. Leucocoprinus fragilissimus (キツネノハナガサ) - 『oso的キノコ写真図鑑』 http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/leucocoprinus_fragilissimus/index.htm
  3. キツネノハナガサ(狐花傘) - 『自然観察雑記帳』 http://naturalism-2003.com/kansatsu/fungi/kitsunenohanagasa/kitsunenohanagasa.html
  4. キツネノハナガサ - 『三河の植物観察』 http://mikawanoyasou.org/kinoko/kitunenohanagasa.htm
  5. . “”. (参照 ) .