基本情報

和名
シロバナタンポポ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 キク目 キク科 タンポポ属 (Taraxacum)
英名
Japanese White Dandelion
学名
Taraxacum albidum
状況

写真とメモ

最新の写真

小合溜沿いのヨシ原,2021年11月28日午前,晴れ

ヨシ原の道沿いの,いつもシロバナタンポポが咲く草地の斜面を通りかかりました.何株か花をつけているのを確認.今シーズン初でした.

小合溜沿いのヨシ原,2021年11月28日午前,晴れ

ここのシロバナタンポポの草丈は低いのですが,土壌が固いのと風がよく当たる場所なのが関係しそうでしょうか.



水産試験場跡地,2021年4月11日午前,晴れ

前回、晩秋に花を見たシロバナタンポポ.春になってまだまだ咲き続けています.大きな株から伸びている花茎には,これから咲くつぼみ,咲いている花,咲き終わってしぼんだ花,ひろがった綿毛,綿毛の飛んだ後などの各段階が同時に見えていて,長い期間咲き続けている様子.



水産試験場跡地,2020年11月23日午前,晴れ

いつもシロバナタンポポを見に行く草地に行ってみたら,なんともう咲いていました.これから越冬するキタテハが吸蜜に来ていたところ.シロバナタンポポの花を,園内でこれまでもっとも早い時期に見つけたのは1月後半でしたので,記録が2ヶ月更新されました.というか,まだ秋ですので,2020シーズン最後の花というべきかもしれません.

水産試験場跡地,2020年11月23日午前,晴れ

ここのシロバナタンポポは育ちがよくて花の丈も高いです.花を横から見ると,この花で黄色く伸びているのは,先端が棒状なので雄しべですね.下の写真では,雌しべの柱頭がたくさん見えています.柱頭は先端が2つに分かれてくるっと丸まっています.たぶん花が先初めてからの時間経過によって雄しべの時期と雌しべの時期があるのでは.

水産試験場跡地,2020年11月23日午前,晴れ

水産試験場跡地,2020年11月23日午前,晴れ



水産試験場跡地、2020年3月22日午前、晴れ

去年の5月に花を1輪だけ見つけた場所に行ってみましたら、ちょうどたくさん咲いている時期でした。水産試験場跡地の奥の方の、ほとんど人の通らない場所です。「シロバナタンポポの花を見ると写真撮りたくなる病」かなとも思いますが、雄しべ雌しべが黄色くて花びらの白い、この花のバランスが好きです。

水産試験場跡地、2020年3月22日午前、晴れ

この場所はヨシ原よりも花の盛りの時期が遅いです。シロバナタンポポが咲いているのは、ほんのこの周辺だけのようです。ここ以外は黄色いタンポポしか咲いていません。草地で地面が柔らかい場所なので、セイヨウタンポポ優勢にもならず、シロバナタンポポ優勢の状態が維持されているのだと思いますが、今後広がっていくような気もせず。

水産試験場跡地、2020年3月22日午前、晴れ

ヨシ原の土手のシロバナタンポポは矮小化した感じですが、こちらのはのびのびした感じの株です。

水産試験場跡地、2020年3月22日午前、晴れ



小合溜沿いのヨシ原、2020年1月13日午前、晴れ

水元のヨシ原に春を告げるシロバナタンポポの花ですが、暖冬の影響か、今年の冬はもう既に花のピークを迎えているように見えます。

小合溜沿いのヨシ原、2020年1月13日午前、晴れ

おそらく年末から咲いていたのでしょう、すでに花が終わって綿毛になっているのもありました。

小合溜沿いのヨシ原、2020年1月13日午前、晴れ



水産試験場跡地、2019年5月5日午前、晴れ

もう5月なのにシロバナタンポポの花。園内でシロバナタンポポが咲いているのを見たのはいつも3月でしたので、こんな時期までまだ咲いているんですね。写真は花を横から見たところ。

緑色のガクのような部分は、花びら(舌状花)に接する内側が総苞、その外側を覆っている短い部分を総苞外片と呼ぶそうですが、その長さの比で、シロバナタンポポと大陸原産のケイリンシロタンポポが区別できるとのこと。総苞外片の長さが総苞の2分の1なのがシロバナタンポポで、ケイリンシロタンポポでは4分の3ぐらいでもっと長いのが特徴(参考3)。

水産試験場跡地、2019年5月5日午前、晴れ

3月のシロバナタンポポは丈が低いですが、ここのはよく伸びて、花も大きいです。周辺を探してみましたが、咲いているのはこの1株だけで、他にはシロバナタンポポを見つけられませんでした。



小合溜沿いのヨシ原、2019年3月24日午前、晴れ

満開のシロバナタンポポ。今年の冬から春の変わり目は、寒暖の変化が激しかった印象でしたが、シロバナタンポポの花はちょっと遅めだったでしょうか。

小合溜沿いのヨシ原、2019年3月24日午前、晴れ

土手のあちこちに花をつけた株が点在しています。



小合溜沿いのヨシ原、2017年3月5日午前、晴れ

ヨシ原の際にある、日当たりの良い土手の草地に、シロバナタンポポの花が点々と咲いていました。この場所は公園に来るたびに必ず通る好きな場所なのですが、ちょうど花とタイミングがあってラッキーでした。

小合溜沿いのヨシ原、2017年3月5日午前、晴れ

シロバナタンポポは他のタンポポの仲間に比べると、花の輪郭がシャープで颯爽としている印象。白い花びらが中央部の黄色とコントラストをなしていてきれいです。



野草園、2013年3月17日午後、晴れ

残念ながら、花が開いていませんでしたが、次に来たとき咲いているかわからないので、記録としてアップ。シロバナタンポポは、カンサイタンポポと朝鮮半島産のケイリンシロタンポポの交雑が元になってできた種類とのこと(参考1)。タンポポといえば黄色なのは世界いっしょで、白いタンポポは珍しいようですが、米国の記事で、白いタンポポの例として、シロバナタンポポの名前が最初に上がっているのがありました(参考2、サンフランシスコ・クロニクルの園芸ガイドのページのようです)。もしかしたら国際的に結構有名なのかも。

野草園、2013年3月17日午後、晴れ


参考

  1. “シロバナタンポポ”. ウィキペディア日本語版. 2020-06-30. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%9D, (参照 2021-01-31).
  2. Daniel Thomas: Dandelion Varieties in San Francisco Chronicle SFGate. http://homeguides.sfgate.com/dandelion-varieties-25744.html.
  3. ケイリンシロタンポポとシロバナタンポポの見分け方. “日本たんぽぽラボ”. http://taraxacum.sblo.jp/article/41743658.html.
  4. . “”. (参照 ) .