基本情報

和名
セグロカブラハバチ
分類
節足動物門 昆虫綱 ハチ目 ハバチ科 カブラハバチ属 (Athalia)
英名
Mustard Sawfly (Athalia lugens 種として)
学名
Athalia lugens infumata, syn. Athalia infumata
状況

写真とメモ

最新の写真

グリーンプラザ裏,2022年11月3日午前,晴れ

ソバ畑の日だまりにハバチ類がたくさん集まって飛び回ったり葉上にとまったりしています.翅は黒っぽく,体はオレンジ色と黒の小さなハバチ類です.写真はソバの葉上で何頭かが追いかけあうような行動をしていたところです.交尾しているのもいました.何種類か混じっていそうだったのでたくさん写真を撮って比べてみました.最終的にカブラハバチニホンカブラハバチ,セグロカブラハバチの3種類を区別することができました.写真の種類は胸部の背面がすべて黒で側面と腹部はオレンジ色のセグロカブラハバチです.カブラハバチとニホンカブラハバチの背面はオレンジ色と黒です.この3種類は足の色でも区別できるようで,セグロカブラハバチは足の脛節から先は灰色ですが,ニホンカブラハバチは真っ黒,カブラハバチは黒白の縞模様です.

セグロカブラハバチはユーラシア大陸旧北区に広く分布する種類で,いくつかの亜種に分けられているようです.日本のは Athalia lugens infumata という亜種で,これを Athalia infumataという別種としたこともあったようです.

グリーンプラザ裏,2022年11月3日午前,晴れ

おそらく右上の少し大きい個体がメス,残りの2頭がオス.オスは盛んにメスを追いかけて腹部の後ろから近づくような行動をしています.もう1頭のオスはそのオスに対してそれをする感じでちょっとカオス.

カブラハバチ類は,幼虫がカブを含むアブラナ科を食害するイモムシとして知られる作物の害虫として有名です.これらの幼虫がソバの葉を食べるのかどうか,なぜ成虫がソバに集まっているのかは不明です.



参考

  1. カブラハバチ類. “病害虫・雑草の情報基地(全国農村協会)”. https://www.boujo.net/handbook/newhandbook9/%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%90%E3%83%81%E9%A1%9E.html, (参照 2022-12-29).
  2. . “”. (参照 ) .