フタモンアシナガバチ Asian Paper Wasp
基本情報
- 和名
- フタモンアシナガバチ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 ハチ目 スズメバチ科 アシナガバチ属
- 英名
- Asian Paper Wasp
- 学名
- Polistes chinensis antennalis
- 状況
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(ニュージーランド、オーストラリアなど)、原産(日本を含む東アジア、モンゴル) (参考1)(ただし、antennalis 亜種として)
写真とメモ
セイタカアワダチソウの花に来ていた2cm未満の小さいアシナガバチ。蜜を吸っているのだと思いますが、花粉だらけになっています。フタモンアシナガバチは園内ではじめて見ました。「フタモン」の名前の由来は腹部の背面に1対の大きな黄色い紋があることです。都市部に多い種類とのことですが、翅で隠れてます。体色は、黒と黄色の割合でいうとセグロアシナガバチよりも黒っぽいですね。この個体はオス。オスメスの区別点は、触角の先端が丸くカールしているのがオス、それと下の写真でわかるように、顔が白っぽい色をしているのがオス。この種類は春から夏に多い働き蜂(メス)は刺しますが、秋冬に見られる個体はほとんどオスなので刺さないとのこと。
フタモンアシナガバチには亜種があります。日本の本土から朝鮮など北方に分布するのが antennalis 亜種、沖縄や台湾などの南方にいるのが chinensis 亜種(基亜種)で、基亜種にはキイロフタモンアシナガバチという和名がつけられています。このうち、antennalis 亜種(フタモンアシナガバチ)がニュージーランドやオーストラリアで侵略的外来種になっています(参考1)。船で運ぶコンテナに巣を作って移動したらしいとのこと。
参考
- Global Invasive Species Database (2018) Species profile: Polistes chinensis antennalis. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Polistes+chinensis+antennalis on 25-12-2018.
- Polistes chinensis (30 September 2018, at 22:43 UTC) In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Polistes_chinensis
- フタモンアシナガバチ - 『都市のスズメバチ』 http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/polistes/wasp073.htm
- フタモンアシナガバチ - 『岐阜大学応用生物科学部 昆虫生態学教室』 https://www1.gifu-u.ac.jp/~entomol/p_chinensis.htm
- - 『』
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