基本情報

和名
イエギク
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク上群 キク類 キキョウ群 キク目 キク科 キク属
英名
Florist's Daisy, Hardy Garden Mum
学名
Chrysanthemum morifolium, Chrysanthemum x morifolium
状況

写真とメモ

園内の林縁、2018年11月11日午後、晴れ

木立の途切れた草地で鮮やかなピンクの色の花を見つけて写真を撮ってみたら、そのすぐ近くにもう3色、色違いのよく似た花を見つけました。葉はどれも似ていて、園芸種のキクの葉に見えました。在来種のノギクの類ではありません。周囲に花壇もない林の中なのに、園芸種のキクがなぜ生えているのか不明ですが、人為的に植えられたのでしょうか。

園芸種のキクは、別名イエギクと呼ばれる種類で、歴史的には朝鮮のチョウセンノギクと中国のハイシマカンギクまたはシマカンギクという野生種を交雑して、中国で作られたとのこと。その後、それが日本にも導入されて、様々な品種が作られ、ヨーロッパに持ち込まれてそこでもたくさんの品種が作られ… と発展していったとのことです。日本でかつて作られた品種では、花の直径が3cm程度、またはそれ以下のサイズの花を持つ品種は、「小菊」としてまとめられているとのことです。ここで見られる花も品種名は不明ですが、小菊に含まれる品種ですね。

園内の林縁、2018年11月25日午前、晴れ

こちらは紅色の花。

園内の林縁、2018年11月25日午前、晴れ

うすくピンク色がかった花。在来種のノギクにも似た色ですが、葉は園芸種の葉のようです。

園内の林縁、2018年11月11日午後、晴れ

白いキクの花。こちらも葉の様子は園芸種のキクらしい。マーガレットなどの他の白いキク類とは葉が違います。


参考

  1. キク (2018年11月24日 13:39 UTC)-『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%AF
  2. その43 菊・キク・きくの常識と意外性の歴史 - 『モノトーンでのときめき』 https://blog.goo.ne.jp/tetsuo_shiga/e/8649080d2301c04ec6c7c193d97c3d5a
  3. ノジギク - 『三河の植物観察』 http://mikawanoyasou.org/data/nojigiku.htm
  4. - 『』