基本情報

和名
アズマモグラ
分類
哺乳綱 トガリネズミ目 モグラ科 モグラ属 (Mogera)
英名
Small Japanese Mole
学名
Mogera imaizumii
状況
東京都レッドリスト(本土部)2020年見直し版 東京都区部における区分:[*] 留意種,東京都本土部全体における区分:[○] ランク外 (* 個体群の孤立化・分断化により減少する可能性あり)(参考1)
IUCN レッドリスト 2023-1[LC] Least Concern ver 3.1(絶滅のおそれなし), Pop. trend stable (個体数動向安定) (参考2)

写真とメモ

園内の林,2014年7月20日夕方,晴れ

林の中の細い道を,せり出してきている下草をかき分けながら歩いていると,道の真ん中に小動物の死体を見つけました.写真の目盛りは1目盛りが1cmなので,体長13cmぐらいのアズマモグラです.キンバエ,クロバエ類がたくさんたかっていましたが,臭いもあまりせず,体表には損傷はなく,毛皮はもふもふした感じ.死んでからまだあまり日が経っていないのでしょうか.暗い林床なのでストロボで撮影.

アズマモグラは一番普通のモグラです.水元公園にも,あちこちにモグラが地面を塚のように盛り上げた通り道が見られますので,モグラはたくさん住んでいるものと思います.ただ,東京都レッドリストには「留意種」として掲載されています.これは,現在生息している場所が分断され,それぞれの個体群が孤立している傾向があるから,今後は減少する可能性があるということだそうです.水元公園のように,ある程度の広さがあって,何十頭,何百頭のモグラが生息している場所でも,公園外のモグラと交通手段がないため,長い目で見ると少数の個体の間だけで交配が進み,遺伝的によくない影響が出てきて,たとえば全滅してしまうとか,増えなくなってしまうとか,そういうのが心配されるという意味だと思います.

園内の林,2014年7月20日夕方,晴れ

モグラの前足と後ろ足との比較.上の写真では,左が前足,右が後ろ足です.右の後ろ足はネズミの足にもよく似ています.左の写真の前足がすごいです.同じ倍率の写真なので,前足が後ろ足に比べて著しく発達しているのがわかります.分厚くて大きな手のひら,指先にみえる爪が見事です.

園内の林,2014年7月20日夕方,晴れ

体をひっくり返してみると,体の下に黒い虫が1頭いました.オオヒラタシデムシです.これからエサにありつこうというところですね.


参考

  1. レッドリスト・レッドデータブック・植生図. “東京都環境局”. https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/red_data_book/.
  2. Cassola, F. 2016. Mogera imaizumii. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T41465A22323581. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-2.RLTS.T41465A22323581.en. Accessed on 31 December 2023.
  3. . “”. , (参照 ).