基本情報

和名
オオヒラタシデムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 シデムシ科 ヒラタシデムシ亜科 ヒラタシデムシ族 オオヒラタシデムシ属 (Necrophila)
英名
Black Carrion Beetle
学名
Necrophila (Eusilpha) japonica (Motschulsky, 1861)
syn. Eusilpha japonica (Motschulsky, 1861)
状況
時期
123456789101112
成虫1231
幼虫12

写真とメモ

最新の写真

林縁の草地,2021年7月24日夜,晴れ

草地に黒山の人だかり?ができていました.集まっているのはみなオオヒラタシデムシの成虫と幼虫です.園内の地表性昆虫ではもっとも数の多いのがおそらくこの種類.何か美味しいエサに群がっているのだろうと,時間をおいてまた見に来てみたら,そこには半分干からびたドバミミズがいました.ミミズの死骸を食べていたようです.



園内の街灯の下,2018年6月2日夜,くもり

街灯の下に集まる黒い虫シリーズ.こちらはオオヒラタシデムシの幼虫です.成虫のオオヒラタシデムシと同じぐらいの長さがあります.たぶん見たことのない人はこの形にぎょっとするのではないかと思います.動くの結構速いですし.ゴキブリの幼虫を見たことない人に,ゴキブリの幼虫だよと言っても信じちゃいそうな雰囲気ですが,節がたくさんあって細長い形は,フナムシなどに近い印象でしょうか.シデムシ類の幼虫はこの形をしていて,オサムシ,ゴミムシ類の幼虫では,もう少し体がほっそりとしています.



林内の道路,2018年5月26日夜,晴れ

街灯の下の道路では黒い昆虫がたくさん徘徊していますが,そのうち最も数が多そうなのがこのオオヒラタシデムシ.オオヒラタシデムシがフトミミズ類らしきミミズの死骸を食べているところに遭遇しました.ミミズの反対側から取り付いているのは小型のアリ.撮影のためにカメラを近づけたら一旦その場を離れてしまいましたが,1分もすると戻ってきて,また一心不乱に食べ続けました.実に観察しやすいです.



水生植物園付近,2013年8月5日朝,くもり

道路に黒い影が!さてはクワガタか!と来てみたら,オオヒラタシデムシが交尾していました.水元公園にはたくさん住んでいるようです.動物の死骸などを食べる重要な昆虫です.

水生植物園付近,2013年8月5日朝,くもり


その他の観察記録(写真未掲載)

  • 2025年7月28日夜,くもり,園内の街灯の下.成虫,幼虫
  • 2025年7月20日午前,晴れ,園内の林.成虫
  • 2025年6月28日夜,くもり,園内の街灯の下.成虫
  • 2025年6月1日夜,くもり,園内の街灯の下.成虫


参考

  1. Necrophila japonica (Motschulsky, 1861) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/9912733 on 2025-07-27.
  2. 珍獣様の博物誌・オオヒラタシデムシ. “珍獣の館”. http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/musi/side01_1.htm, (参照 2025-07-27).
  3. オオヒラタシデムシ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-side_oohirata.htm, (参照 2025-07-27).
  4. . “”. , (参照 ).