オオヒラタシデムシ Black Carrion Beetle
基本情報
- 和名
- オオヒラタシデムシ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 シデムシ科 オオヒラタシデムシ属 (Necrophila)
- 英名
- Black Carrion Beetle
- 学名
- Necrophila japonica (syn. Eusilpha japonica)
- 状況
写真とメモ
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草地に黒山の人だかり?ができていました.集まっているのはみなオオヒラタシデムシの成虫と幼虫です.園内の地表性昆虫ではもっとも数の多いのがおそらくこの種類.何か美味しいエサに群がっているのだろうと,時間をおいてまた見に来てみたら,そこには半分干からびたドバミミズがいました.ミミズの死骸を食べていたようです.
街灯の下に集まる黒い虫シリーズ.こちらはオオヒラタシデムシの幼虫です.成虫のオオヒラタシデムシと同じぐらいの長さがあります.たぶん見たことのない人はこの形にぎょっとするのではないかと思います.動くの結構速いですし.ゴキブリの幼虫を見たことない人に,ゴキブリの幼虫だよと言っても信じちゃいそうな雰囲気ですが,節がたくさんあって細長い形は,フナムシなどに近い印象でしょうか.シデムシ類の幼虫はこの形をしていて,オサムシ,ゴミムシ類の幼虫では,もう少し体がほっそりとしています.
街灯の下の道路では黒い昆虫がたくさん徘徊していますが,そのうち最も数が多そうなのがこのオオヒラタシデムシ.オオヒラタシデムシがフトミミズ類らしきミミズの死骸を食べているところに遭遇しました.ミミズの反対側から取り付いているのは小型のアリ.撮影のためにカメラを近づけたら一旦その場を離れてしまいましたが,1分もすると戻ってきて,また一心不乱に食べ続けました.実に観察しやすいです.
道路に黒い影が!さてはクワガタか!と来てみたら,オオヒラタシデムシが交尾していました.水元公園にはたくさん住んでいるようです.動物の死骸などを食べる重要な昆虫です.
参考
- 珍獣様の博物誌・オオヒラタシデムシ. “珍獣の館”. http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/musi/side01_1.htm.
- オオヒラタシデムシ. “虫navi”. http://mushinavi.com/navi-insect/data-side_oohirata.htm.
- . “”. (参照 ) .
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