基本情報

和名
エゾカタビロオサムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 オサムシ科 エゾカタビロオサムシ属 (Campalita)
英名
(in Jpn.) Ezo-katabiro-osamushi; A Species of Crambid Ground Beetles
学名
Calosoma chinense, syn. Campalita chinense
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の街灯の下,2021年7月23日夜,晴れ

街灯の下の草に止まっていました.ライトの光を当てている間は動きが止まるようで,見ている間はじっとしていますが,ちょっと光を当てない間に移動しています.

上と同じ個体なのですが,光の当たる角度によって体の光沢の色が変わります.上は緑色ですが,下は赤褐色ですね.

園内の街灯の下,2021年7月23日夜,晴れ



園内の街灯の下,2019年5月18日夜,くもり

去年も園内で見つけたエゾカタビロオサムシですが,街灯の土台のコンクリ部分にいたのを近くから見られました.赤みを帯びた黒い体,鞘翅に3列に並ぶ小さな点がカメラのストロボの光が反射して赤く光っていてきれいです.

この夜は蒸し暑いほどではないですが,風があまりなく湿度は高め.街灯の下で,静かにじっと獲物を待っている様子でした.

園内の街灯の下,2019年5月18日夜,くもり

ゆっくり歩いているところ.前から見ると大アゴが見えます.

園内で見つけた地表性の肉食昆虫としては,オサムシではこの種類,他に大型ゴミムシとしてオオゴミムシぐらいでしょうか.どちらも街灯の下に来ていた種類.これ以外の種類をみるには,街灯回りではなく,えさのトラップなどで集めるのがよいのかもしれませんが,それにはたぶん調査の許可が必要です.



園内の街灯の下,2018年7月21日夜,晴れ

街灯の下にいると,よくブーンと重い羽音を響かせて甲虫が飛んでくることがありますが,この虫が飛んできたときは意外に小さな羽音しかせず,パタパタ・スッ…という感じで街灯の柱にとまったところが上の写真.高さ3mぐらいのところ.はじめはゴミムシダマシかなと思いましたが,写真を撮ってみて,おっ!オサムシ!となりました.水元公園では嬉しいオサムシの初遭遇です.ただ,オサムシ類は翅が退化していて地面を歩くだけの地表性昆虫なのですが,カタビロオサムシ類だけは飛ぶことができる種類です.飛べないオサムシは川や水路など渡れない場所に囲まれると隔離されてしまうので,水元公園のように市街地に囲まれる飛び地的な自然では,他の場所と行き来できずに,滅んでしまいやすいのだと思います.それに比べてカタビロオサムシは飛んで移動できるので隔離されませんから,水元公園にも住んでいるのかなと思います.ちなみに飛べないオサムシ類のエサは,ミミズとかカタツムリなど地面にいる動物なのに対して,カタビロオサムシ類は,ガの幼虫などの高いところにいる動物を主食としているようです(参考2).この街灯に飛んできたのも,街灯に来た虫を狙いに来たのでしょう.

園内の街灯の下,2018年7月21日夜,晴れ

こちらの写真はちょっと角度が違うので,オサムシ類の巨大な大アゴが片側だけ見えています.写真クリックして拡大すると見えます.この種類は,名前にはエゾ~ が付きますが,日本に広く分布し,さらに中国から朝鮮,サハリンまで分布する種類(参考1).ヒマラヤからネパールには小型の個体群がいるとのこと.参考4のサイトは,エゾカタビロオサムシを食べてみる猛者のサイト.サフランの香りがするとかしないとか.



参考

  1. Calosoma (Campalita) chinens.: In "Calosoma of the World". Retrieved from http://www.calosomas.com/Campalita/cal_chinense.html
  2. エゾカタビロオサムシ. “琵琶湖博物館 WEB図鑑「里山のゴミムシ」”. http://www.biwahaku.jp/research/data/gomimushi/ezokatabiroosamushi.html.
  3. エゾカタビロオサムシ. “北海道の昆虫生態写真館”. https://sites.google.com/site/beihaidaonokunchongshengtai/home/jia-chong/ezokatabiroosamushi.
  4. 味見:エゾカタビロオサムシ オサムシを攻める. “蟲ソムリエへの道”. http://mushikurotowa.cooklog.net/Entry/238/.
  5. . “”. (参照 ) .