基本情報

和名
アメンボ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 アメンボ科 アメンボ属
英名
(in Jpn.) Amenbo; a species of water striders
学名
Aquarius paludum paludum
状況

写真とメモ

小合溜、2014年7月20日午後、晴れ

風のない日だったので、小合溜の水面にいたアメンボの写真を撮ってみました。場所は花菖蒲園の近く、岸の近くはびっしりとヒシの葉に覆われているあたりです。虫の外見では何種類かいるように思えましたが、すべてアメンボというもっともどこにでもいる種類のようです。

上の写真はオス・メスは不明ですがふつうの成虫です。翅が腹端近くまで達しているのがふつうの成虫。白い線や矢印は他の種類との区別点です。白い矢印は腹部の突起を、白い線は触角の節を示しています。

アメンボよりも大きな種類にはオオアメンボというのがいて、これはアメンボと同じ属に含まれ、形がよく似ていますが、大きさがぜんぜん違うので区别は難しくないです。一方、アメンボよりも小さな種類にはヒメアメンボ、コセアカアメンボ、ヤスマツアメンボ、エサキアメンボなどなど何種類もあって、これらとの区別には気を使わないといけないようです。区別点の1つ目は、触角の根元から第1節の長さが、第2節と第3節を合わせた長さよりも長いかどうか、長ければ(第1節>第2節+第3節)アメンボ(とオオアメンボ)、他の種類は第1節のほうが短いとのこと(第1節<第2節+第3節)、2つ目の区別点は腹部の先端の左右に長いトゲのような突起があるかどうか、これがあるのはアメンボ、オオアメンボ、エサキアメンボで、トゲがないのがヒメアメンボ、ヤスマツアメンボ、コセアカアメンボなどです。これらの区別点や、日本産アメンボの全体像は参考1,2,3のサイトの説明をざっと拝見するとかなりよくわかりました。

水元公園に生息するアメンボについては、ネット上では情報を見つけられませんでしたが、普通種のアメンボだけではなく他の種類も住んでいそうに思えます。たとえば、エサキアメンボはヨシなどの丈の高い水生植物の繁茂したところにだけ住むそうです。いてもおかしくないかなと。

小合溜、2014年7月20日午後、晴れ

上の写真もアメンボの成虫なのですが、翅が腹部の半分しか覆っていません。これは短翅型というタイプのようで、説明によると、大きな湖など水量が安定している場所に生息するとこのタイプがたくさん出てくるそうです。まさに小合溜にたくさんいそうなタイプです。ちょうど、バッタの孤立型と群生型のようなものなのでしょう。バッタの群生型は個体密度が高くなると出てくる、成長が早くて翅が長く移動に適したタイプで、海外で大移動して農作物などに大被害を与えるやつです。

こちらも白い線は触角の節、白い矢印は腹部の突起を示していますが、虫の体で見るよりも水面に写ったところほうがみやすいかもしれません。

小合溜、2014年7月20日午後、晴れ

アメンボの幼虫。終齢か終齢に近い大きな幼虫だと思います。幼虫の腹部には左右の突起がありません。幼虫は、翅のない腹部の模様が面白いです。そういえば、カメムシ類でも成虫と幼虫の模様がぜんぜん違う種類がいます。

小合溜、2014年7月20日午後、晴れ

こちらも幼虫。水上におちた虫を吸っているところでしょうか。

小合溜、2014年7月20日午後、晴れ

他の写真よりも小さな幼虫です。


参考

  1. アメンボ - 『虫ナビ』 http://mushinavi.com/navi-insect/data-amenbo.htm
  2. アメンボ図鑑 - 『アメンボ研究所(柴田自然研究所 シバラボ)』 http://shibalabo.eco.coocan.jp/amenbo/zukann/mn/index.htm
  3. アメンボ - 『Tips 似ている種の見分け方』 http://www.mus-nh.city.osaka.jp/matsumoto/page23/page145/page223/page223.html