ホテイアオイ Water Hyacinth
基本情報
- 和名
- ホテイアオイ
- 分類
- 被子植物類 単子葉類 ツユクサ類 ツユクサ目 ミズアオイ科 ナガバミズアオイ属 (Pontederia)
- 英名
- Water Hyacinth
- 学名
- Pontederia crassipes Mart.
Eichhornia crassipes (Mart.) Solms - 状況
- 外来生物法:生態系被害防止外来種(最終 修正版,2015年) (国外由来の外来種 > 総合対策外来種 > 重点対策外来種,Ⅱ、Ⅳ 分布拡大期~まん延期 ①②③) (参考1)
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(日本を含むアジアの他,世界の低中緯度地方),原産(アマゾン流域) (参考2)
写真とメモ
小合溜沿いを歩くと,水際にプカプカ浮いている水草があり,近づくとホテイアオイとわかりました.小合溜のどこかで,ホテイアオイが繁茂しているエリアがあるのでしょうか,おそらくそういうところから風や水流で流されてたどり着いたのかなと思います.ホテイアオイは花がきれいなので,発生元を探しに行きたかったところですが.まだ果たせず.
ぶ厚くて丸い葉の根元にある葉柄が球状にふくらんで,内部はスポンジ状になって空気が含まれているので,その浮力で水面に浮いています.食い荒らされている葉が多くみつかりました.ガなどの幼虫に食べられたのでしょうか.
株からはランナー(匍匐茎,走出枝)が出て,これでどんどん増える種類です.上の写真で横方向に伸びているのがランナーでそれが折れて?流れてきたのだと思います.
原産はブラジルなどのアマゾン水系で,現在は世界中で侵略的外来種として扱われています.日本でも要注意外来種,その後の生態系被害防止外来種に指定されています.数十年前,自分が子どもの頃は,ホテイアオイはまだ嫌われておらず,栄養の吸収力が高いのを生かして池で金魚を飼うときなどに富栄養化を防止して水質を維持するために一般的に使われていたように思います.富栄養化は避けられるのですが,同時にどんどん繁殖し,水域一帯を覆いつくしてしまい,生態系への影響が大きいとして,外来種問題の周知とともに問題が認識されて来た印象です.
根の拡大.きれいに揃ったひげ根がびっしり.
参考
- 生態系被害防止外来種リスト.“日本の外来種対策”(環境省 自然環境局). https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html.
- Global Invasive Species Database (2024) Species profile: Eichhornia crassipes. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Eichhornia+crassipes on 01-11-2024.
- Pontederia crassipes Mart. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/2765942 on 2024-11-01.
- ホテイアオイ. “侵入生物データベース”(国立環境研究所). https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80810.html, (参照 ).
- . “”. , (参照 ).
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