基本情報

和名
温帯スイレン
分類
被子植物類 スイレン目 スイレン科 スイレン属 (Nymphaea)
英名
Hardy Water Lily
学名
Nymphaea
状況

写真とメモ

最新の写真

小合溜,2022年8月6日朝,くもり

小合溜は場所によってたくさん生える植物が違いますが,今年はこのあたりはスイレンだらけ.スイレンの葉と白い花が広い範囲に渡って水面全体を覆っていて壮観です.スイレンの花の時期は品種によって違うようですが,5月中から咲き始めて遅い花は10月までと長いです.6~8月がもっとも花の多い時期のようです.



園内の池,2018年7月1日朝,晴れ

ピンクの花のスイレン.内側はピンクが濃く,外に行くほど白っぽいグラデーションで,綺麗な花.

スイレンが咲いている池は多いですが,日本に自生する在来種は「ヒツジグサ」というレッドリストに掲載されている絶滅危惧種1種のみで,それ以外は園芸品種だそうです.ヒツジグサの特徴は,花が小さく,花びらの数は多くても15枚で,葉の形が楕円形など,小合溜や園内の池で見られるスイレンとは明らかに特徴が違っていますので,小合溜のスイレンは園芸品種ですね.

スイレン属には,世界中に産するたくさんの種(原種,野生種)が含まれていますが,種間交配により数多くの園芸品種がつくられています.寒さに対する耐性に注目すると,大きく分けて熱帯スイレンと温帯スイレン(耐寒性スイレン)の2グループに分かれるとのこと.熱帯スイレンは日本では温室でないと冬を越せないそうなので,園内の水面で見られるのは,温帯スイレンの品種のはず.他の区別点として,温帯スイレンの花は水に浮かぶのに対し,熱帯スイレンは水面から茎を更に上に伸ばして鮮やかな花をつける綺麗な種類です.温帯スイレンには,日本在来種のヒツジグサを原種とした品種も含まれ,これはヒメスイレンと呼ばれ,温帯性スイレンの中でも小型の花をつける種類とのこと.このページでは,スイレンの品種の特定は難しそうなので,温帯スイレン群としてまとめて掲載します.

園内の池,2018年7月1日朝,晴れ

この池で咲いているスイレンの花はみなピンクでした.最初に導入された1株から増えたのでしょうか.

園内の池,2018年7月1日朝,晴れ



水生植物園,2013年8月5日朝,晴れ

水生植物園のスイレンが早い時期からずっと咲き続けています.足元のすぐ近くに花があったので上からの写真.花びら20枚以上.

水生植物園,2013年8月5日朝,晴れ


小合溜(水生植物園付近),2013年5月4日夕方,晴れ

小合溜の休憩ベンチのあるところのすぐ近く.スイレンの花が咲き始めていました.鮮やかな白と鋭角的な花びらで,きれいな花です.

小合溜(水生植物園付近),2013年5月4日夕方,晴れ

小合溜(水生植物園付近),2013年5月4日夕方,晴れ



参考

  1. 温帯スイレンとは. “育て方図鑑(みんなの趣味の園芸・NHK出版)”. https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-143.
  2. 温帯スイレン、熱帯スイレンの特徴. “山野草を育てるNori&Wako”. https://www.sanyasou-sodateru.com/sizenhana/sa/suiren.htm.
  3. . “”. (参照 ) .