基本情報

和名
オオスカシバ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) カイコガ上科 スズメガ科 オオスカシバ属 (Cephonodes)
英名
Coffee Bee Hawkmoth, Pellucid Hawk Moth
学名
Cephonodes hylas Linnaeus, 1771
状況
時期
123456789101112
成虫21

写真とメモ

最新の写真

中央通り,2022年8月6日朝,くもり

公園の中央通りの植え込みのアベリアの花にいろいろな虫が来ていました.オオスカシバも同じ個体なのかどうかわかりませんが入れ代わり立ち代わり常に1,2頭来ていました.オオスカシバは翅を見えないぐらい速く動かして空中で静止して花の蜜を吸っています.まるでハチドリのよう.朝早いからか,それとも花に蜜がいっぱいあるからなのか,1つの花での静止時間が長く,これなら自分のカメラでも写真が撮れるかもとチャレンジしてみました.動いている翅はもちろん見えませんが,体があまりブレていない写真も撮れました.オオスカシバの体は黄褐色の鱗粉で覆われ.腹部の2節だけが赤褐色で黒帯あり,腹部の末端も黒い毛を広げています.

中央通り,2022年8月6日朝,くもり

花に差し込んでいる長い口吻が見える写真.オオスカシバの口吻は2cmほどあるそうです.オオスカシバはスズメガ科のホウジャク亜科に分類されています.ホウジャク亜科は透明な翅を持つスズメガのグループですね.ホウジャクとは蜂雀(ホウジャク,はちすずめ)=ハチドリのこと.透明な部分は鱗粉がないですが,はじめからないわけではなく羽化したときは鱗粉があるとのこと.それが飛び立つと速やかにとれてしまうそうです.参考2に鱗粉付きの翅をもつ個体の写真あり.ホバリングするのはホウジャク亜科だけでなく,スズメガ類はみなその傾向があるようです.

中央通り,2022年8月6日朝,くもり

ホバリングする種類では他にホシホウジャクも来ていました.ホシホウジャクよりも体が大きく,動きがホシホウジャクよりもゆっくりで写真が撮りやすいようです.


その他の観察記録(写真未掲載)

  • 2025年10月5日朝,晴れ,圃場
  • 2025年8月3日午前,くもり,水辺の野草園


参考

  1. Cephonodes hylas Linnaeus, 1771 in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1863034 on 2022-10-08.
  2. オオスカシバ. “みんなで作る日本産蛾類図鑑”. (参照 2022-10-08) http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Cephonodes_hylas_hylas.html.
  3. オオスカシバ. “かのんの樹木図鑑”. (参照 2022-10-08) http://kanon1001.web.fc2.com/data_musi/ga/suzume_ga/oh_sukasi_ba/oh_sukasiba.html.
  4. . “”. , (参照 ).