基本情報

和名
アワタケ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 イグチ目 イグチ科 ヤマドリタケ属 (Boletus)
英名
Suede Bolete
学名
Boletus subtomentosus,syn. Xerocomus subtomentosus
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の林,2022年8月6日朝,くもり

林の中のいちばんジメジメした一帯では何種類かのベニタケ類とか,イグチ類ではコウジタケとか他の場所では見られないキノコがみつかります.今回は,以前見つけたコウジタケに似ているアワタケを発見.カサの表面は赤味の少ない褐色系で,コウジタケが赤味の強い色だったのとは違っています.アワタケはヨーロッパからアジア,北米,オーストラリアなど世界に広く分布する種類です.

園内の林,2022年8月6日朝,くもり

下から見たところ.カサの厚みはアワタケのほうがずっと厚くて立体的です.コウジタケはもっと薄くてドラ焼きっぽい感じでした.カサの下面は黄色みが強い色.柄は明るい褐色で繊維が見えています.このあたりはコウジタケと共通です.

園内の林,2022年8月6日朝,くもり

カサ下面の様子.管孔が大きく乱れているのが印象的.コウジタケの管孔は1mm未満でサイズの揃った多角形に並んでいますが,こちらはそれよりずっと大きく数mmほどはあり,サイズや向きが不揃いでです.

園内の林,2022年8月6日朝,くもり

半分に割ってみたところ.カサの断面は弱く青く変色してきました.カサが厚いと思っていましたが,半分は管孔部分の厚さでした.管孔が広がってふくらんだ分,カサが反っているのかなと.



参考

  1. Boletus subtomentosus L. in GBIF Secretariat (2021). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5954888 on 2022-10-01.
  2. アワタケ. “三河の植物観察”. (参照 2022-10-02) https://mikawanoyasou.org/kinoko/awatake.htm.
  3. ■Boletus subtomentosus (アワタケ) . “■Kinoko □oso的キノコ写真図鑑”. (参照 2022-10-02) http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/boletus_subtomentosus/index.htm.
  4. アワタケ. “図鑑・きのこ”. (参照 2022-10-02) http://www.yamatabi.net/main/zukan/kinoko/kao0225.html.
  5. . “”. (参照 ) .