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園内の街灯の下,2024年11月4日午前,晴れ

朝,街灯の下の草に止まっていたツバメエダシャク.夜は街灯の下でアクティブに飛び回るガですが,このときは気温が低いからか,動きが鈍くてじっくり見られました.近縁種との区別点で顔面が白いか赤褐色かというのも確認できました.

園内の街灯の下,2024年11月4日午前,晴れ

顔は赤褐色(またはオレンジ色)です.顔が白い近縁種が,フトスジツバメエダシャク,シロツバメエダシャクなどです.

園内の街灯の下,2024年11月4日午前,晴れ



基本情報

和名
ウスキツバメエダシャク
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) シャクガ上科 シャクガ科 エダシャク亜科 Ourapteryx
英名
(in Jpn.) Usuki-tsubame-edashaku; a Species of Swallow-tailed Moths
学名
Ourapteryx nivea Butler, 1883
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年10月22日朝,晴れ

草地のヒナタイノコヅチの葉上にいた大きなツバメエダシャク.翅の縁毛が褐色,尾状突起が長く,翅の周辺部が黄色がかっているところはウスキツバメエダシャクっぽいですが,顔の色が見えないので未確定.



園内の街灯の下,2018年6月2日夜,くもり

白く目立つガが街灯の回りをひらひら飛び回っていて,ちょうど止まったところです.この種類は各地で個体数の多い普通種で,幼虫は針葉樹(イヌガヤ科)から広葉樹(ブナ科,マメ科,ニレ科…)まで食べる広食性.ストロボを浴びて目が光っていますね.フトスジツバメエダシャク,シロツバメエダシャクなどの近縁種がいて,それらとの区別点は参考2に.ウスキツバメエダシャクは顔面がオレンジ色をしているのが決め手とありましたが,顔色がわかるのは3枚目の写真ぐらいか.他の特徴として,後翅の突起がもっとも長いこと,後翅の後部が黄色みがかること,翅の外縁が褐色の縁取りになること,などです.

園内の街灯の下,2018年6月2日夜,くもり

地面に降りたところ.

園内の街灯の下,2018年6月2日夜,くもり

横から.拡大すると顔の色がオレンジ色なのがわかりました.



参考

  1. Ourapteryx nivea (Butler, 1883) in GBIF Secretariat. GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1958252 on 2023-10-29.
  2. ウスキツバメエダシャク. “みんなでつくる日本産蛾類図鑑V2”. http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Ourapteryx_nivea.html, (参照 2023-10-29).
  3. 白色ツバメエダシャク(Ourapteryx 属)の比較. “やさしいガの図鑑”. http://yokonami.web.fc2.com/4tubameedasyaku.html, (参照 2023-10-29).
  4. . “”. , (参照 ).