クロスジコウガイビル Kurosuji-kogaibiru Broadhead Planarian
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街灯の支柱にコウガイビルが這っていました.定規を当てると全長は5,6cmで,体色は黒褐色で,頭部付近は黄褐色.体の正中には黒い線が走っています.頭部近くは体色が明るいので黒線が見やすいですが,黒線は尾部までつながっています.
基本情報
- 和名
- クロスジコウガイビル
- 分類
- 扁形動物門 ウズムシ綱 ウズムシ目 チジョウセイウズムシ上科 リクウズムシ科 コウガイビル亜科 コウガイビル属 (Bipalium)
- 英名
- (in Jpn.) Kurosuji-kogaibiru; A Species of Broadhead Planarians
- 学名
- Bipalium fuscolineatum Kaburaki, 1922
- 状況
写真とメモ
林内の特に暗くて湿度の高い一画にあるマテバシイの木の幹で発見.樹皮のすき間から体が半分見えているコウガイビルらしき生き物ですが頭は見えません.体色は紫がかった暗褐色で,微妙ないい色です.背面の真ん中に1本の縦すじがあります.日本産のコウガイビルの普通種3種のうちでは,クロイロコウガイビルにはスジはなく,クロスジコウガイビルはスジ1本,ミスジコウガイビルはスジ3本なので,クロスジコウガイビルが候補です.
浮いている樹皮を木からはずして隠れている頭部を見てみました.広がった頭部にも中央に1本のすじがあります.色合いが体の後ろの方と違って明るめの褐色でした.樹皮の下の隠れていたので明るさなどの環境が違っていたからでしょうか.コウガイビルには多数の眼点が頭部を中心にあるそうです.体の後半だけ違う色になるには,体の後半にも明るさを感じる能力があるということ?
参考
- クロスジコウガイビル. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-1546.html, (参照 2024-11-24).
- . “”. , (参照 ).
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