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小合溜沿いの疎林,2024年7月7日朝,晴れ

朝日を受けたクワの木に止まっていたブドウトリバ.発生時期は初夏から秋まで(参考2,4,5)とのこと.



基本情報

和名
ブドウトリバ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) トリバガ上科 トリバガ科 カマトリバガ亜科 Platyptiliini 族 Nippoptilia
英名
Grape Plume Moth
学名
Nippoptilia vitis (Sasaki, 1913)
状況

写真とメモ

グリーンプラザ裏,2023年10月8日朝,くもり

水辺の野草園のとなりでソバの花が満開で,虫がたくさん来ていました.小型のガガンボのようなトリバガを発見.帰ってから写真を確認して,以前撮ったことのあるブドウトリバと判明.同属にコブドウトリバ,イッシキブドウトリバなどありますが,斑紋とサイズからブドウトリバでした.吸蜜しているのはソバですが,食草はノブドウヤブカラシなどで,どちらもこのすぐ近くに生えています.



小合溜沿いの草地,2013年11月3日午後,くもり

セイタカアワダチソウの花の蜜を吸っていた虫は,はじめはガガンボに見えたのですが,ちょっと違っているようだったので,写真を撮って帰ってきました.翅は細長く,端の方で毛羽立っていて,後脚が長くて,途中にトゲのような,房飾りのような突起がたくさんあるのが特徴です.翅の開張は1.5cmぐらいでしょうか.小さいですが,体の作りが派手で見栄えのする種類です.

種類を調べてみたら,蛾のトリバガ科でした.トリバガとは,トリの羽根のようなガという意味で,英語名の plume moth も羽毛のような蛾の意味です.この種類は,ブドウトリバという普通種で,都市部にも多いと参考サイトにありました.幼虫が食べるのは花や葉で,ブドウの他,ヤブカラシも食草なので,ヤブカラシの生えているような草やぶがあれば,結構どこにでもいるのかもしれません.



参考

  1. Nippoptilia vitis. Wikipedia, The Free Encyclopedia. April 16, 2020, 20:54 UTC. Available at: https://en.wikipedia.org/wiki/Nippoptilia_vitis. Accessed October 15, 2023.
  2. ブドウトリバ. “みんなで作る日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/Pterophorinae/Nippoptilia_vitis.html, (参照 2023-10-15).
  3. ブドウトリバ. “成城の動植物”. http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-268a.html, (参照 2023-10-15).
  4. ブドウトリバ. “虫ナビ”. http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_toriba_budou.htm, (参照 2023-10-15).
  5. ブドウトリバ. “かたつむりの自然観撮記_ちばの昆虫たち”. http://www5f.biglobe.ne.jp/~escargot/1_Data/1_Species/1_10/10_Lepidoptera_Moth/19/1950/1_19500_06.html, (参照 2023-10-15).
  6. . “”. , (参照 ).