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園内の林,2024年11月17日夜,くもり

これまでブドウトリバを見つけたのは,昼間に食草の近くで飛び回っているところばかりでしたが,灯火に来ているのを初めて見つけました.



園内の林,2024年11月4日午前,晴れ

パタパタと飛んできたトリバガが低木の葉に止まったところを撮影.今年はコブドウトリバの発生時期にちょうどぶつかり,たくさんのコブドウトリバを見ましたが,ブドウトリバをそれと比べるとサイズがはるかに大きくて,肉眼でも翅の斑紋が見えるほどです.ブドウトリバは体が大きい分はばたきが遅いようで,飛ぶときの翅の動きが見えます.



基本情報

和名
ブドウトリバ
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) トリバガ上科 トリバガ科 カマトリバガ亜科 Platyptiliini 族 Nippoptilia
英名
Grape Plume Moth
学名
Nippoptilia vitis (Sasaki, 1913)
状況

写真とメモ

小合溜沿いの疎林,2024年7月7日朝,晴れ

朝日を受けたクワの木に止まっていたブドウトリバ.発生時期は初夏から秋まで(参考2,4,5)とのこと.



グリーンプラザ裏,2023年10月8日朝,くもり

水辺の野草園のとなりでソバの花が満開で,虫がたくさん来ていました.小型のガガンボのようなトリバガを発見.帰ってから写真を確認して,以前撮ったことのあるブドウトリバと判明.同属にコブドウトリバ,イッシキブドウトリバなどありますが,斑紋とサイズからブドウトリバでした.吸蜜しているのはソバですが,食草はノブドウヤブカラシなどで,どちらもこのすぐ近くに生えています.



小合溜沿いの草地,2013年11月3日午後,くもり

セイタカアワダチソウの花の蜜を吸っていた虫は,はじめはガガンボに見えたのですが,ちょっと違っているようだったので,写真を撮って帰ってきました.翅は細長く,端の方で毛羽立っていて,後脚が長くて,途中にトゲのような,房飾りのような突起がたくさんあるのが特徴です.翅の開張は1.5cmぐらいでしょうか.小さいですが,体の作りが派手で見栄えのする種類です.

種類を調べてみたら,蛾のトリバガ科でした.トリバガとは,トリの羽根のようなガという意味で,英語名の plume moth も羽毛のような蛾の意味です.この種類は,ブドウトリバという普通種で,都市部にも多いと参考サイトにありました.幼虫が食べるのは花や葉で,ブドウの他,ヤブカラシも食草なので,ヤブカラシの生えているような草やぶがあれば,結構どこにでもいるのかもしれません.



参考

  1. Nippoptilia vitis. Wikipedia, The Free Encyclopedia. April 16, 2020, 20:54 UTC. Available at: https://en.wikipedia.org/wiki/Nippoptilia_vitis. Accessed October 15, 2023.
  2. ブドウトリバ. “みんなで作る日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/Pterophorinae/Nippoptilia_vitis.html, (参照 2023-10-15).
  3. ブドウトリバ. “成城の動植物”. http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-268a.html, (参照 2023-10-15).
  4. ブドウトリバ. “虫ナビ”. http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_toriba_budou.htm, (参照 2023-10-15).
  5. ブドウトリバ. “かたつむりの自然観撮記_ちばの昆虫たち”. http://www5f.biglobe.ne.jp/~escargot/1_Data/1_Species/1_10/10_Lepidoptera_Moth/19/1950/1_19500_06.html, (参照 2023-10-15).
  6. . “”. , (参照 ).