ツルウメモドキ Oriental Bittersweet
基本情報
- 和名
- ツルウメモドキ
- 分類
- 被子植物類 真正双子葉類 バラ類 ニシキギ目 ニシキギ科 ツルウメモドキ属 (Celastrus)
- 英名
- Oriental Bittersweet
- 学名
- Celastrus orbiculatus
- 状況
- IUCN/ISSG 世界の侵略的外来種:侵略的外来種(北米,ヨーロッパ,ニュージーランド),原産(日本を含む東アジア,ロシア) (参考1)
写真とメモ
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かわせみの里の裏手のほう,大場川の斜面のトウネズミモチの木に黒紫色の実がなっていましたが,そこに赤と黄色の実も加わって,カラフルな感じになっていました.赤と黄色の実の種類は先日カワセミの里の表の方にあったツルウメモドキです.ツルウメモドキの葉も茎(ツル)も見えないので,3色の実がなっているように見えます.
ツルウメモドキの黄色の実がはじけているのが多く,中の赤い種がむきだしになっています.実も種もどちらも鮮やかな色です.
ツルウメモドキのツルがからまっているのが見えるところ.この場所はトウネズミモチの実がないので2色だけ.
ツルウメモドキの葉を探してやっと見つけました.丸くて鋸歯のある葉は,きれいに黄色くなっていました.
カワセミの里の施設のフェンス沿いでみつけた黄色と赤の実です.つる状に伸びた木に黄葉した葉とともに実がなっています.2色の実があるように見えましたが,赤く見えていたほうは,実の黄色い皮がはじけて内部にある赤い種皮が見えていたようです.1つの黄色い実の中は4つの赤い種が入っています.
ツルウメモドキは,ウメに似ているのかというと花も実もぜんぜん似ていません.なぜこの名前がついているのかと調べたのですが理由を見つけられませんでした.調べる過程でわかったのはウメモドキというこれまた全然別の分類群(モチノキ科)の種類があるのですが,これがツルウメモドキと同じく赤い実がなります.ウメモドキと似ているがツル性なのでツル+ウメモドキとなったのではないか.ウメモドキについては,葉がウメに似ているのでウメモドキという由来があるようです.ツルウメモドキの葉がウメの葉に似ているかというと… 似てますかね?
ツルウメモドキは東アジアに自生する種類ですが,北米やヨーロッパなどで侵略的外来種となっているようです.ツル性なので木に巻き付くわけですが,参考1によると,この種類は日陰に強いだけでなく,森に日の当たるところができて(倒木とか伐採とか),急に日当りがよくなったときに成長の早くなる反応が早いので他の種類を押しのけて増えてしまうとのこと.
参考
- Global Invasive Species Database (2022) Species profile: Celastrus orbiculatus. Downloaded from http://www.iucngisd.org/gisd/speciesname/Celastrus+orbiculatus on 18-03-2022.
- “ツルウメモドキ”. ウィキペディア日本語版. 2021-02-25. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%89%E3%82%AD, (参照 2022-03-18).
- ツルウメモドキ. “松江の花図鑑”. (参照 2022-03-18) https://matsue-hana.com/hana/turuumemodoki.html.
- . “”. (参照 ) .
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