基本情報

和名
オオホウライタケ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ハラタケ目 ホウライタケ科 ホウライタケ (Marasmius) 属
英名
(in Jpn.) Oo-horaitake; A Species of Marasmioid Mushrooms
学名
Marasmius maximus
状況

写真とメモ

最新の写真

園内の林、2019年9月23日午後、晴れ

林内の道端でみつけたキノコ。淡褐色のカサは薄くてヒダに沿って放射状のすじ、中央ややや盛り上がり、明るい色のヒダは疎で離生、柄は同色で表面は粉末状…ということで、オオホウライタケ(仮)なのではと思いますが、前年見つけて同じくオオホウライタケと判断した、このページ下の写真とはかなり印象が違います。近縁種との区別がしきれていないので、もしかしたらどちらかは別種かも。今後もオオホウライタケ(仮)の写真を集めていって、次第に全体像に迫れれば、というところです。キノコの同定をもっと根拠を持ってやりたいので、顕微鏡の導入は必至かなと考えています。

園内の林、2019年9月23日午後、晴れ

ネット上のオオホウライタケの写真では、ヒダの間隔やカサの厚さがこの写真ぐらいのものと、もっとヒダが疎で、カサが薄いものとがあり、印象が様々。キノコの大きさや栄養状態による差の可能性もあり、難しいですね。



園内の林、2018年9月30日午前、くもり

林床のあちこちにこういうキノコの群生がみつかりました。みな写真に撮ってきたのですが、淡褐色~茶褐色のカサ、ヒダは帯白色で、柄が中空というのは共通なのですが、ヒダの間隔が密か疎か、柄の色と太さなどがみな違っていて、おそらく何種類もが混じっているものと思います。分類群でいうと、ホウライタケ属、モリノカレバタケ属などに候補がありましたが、これらのキノコを区別するのは超絶難しいですね。露に濡れていたので、乾いているときとは印象が違うのも難しい原因かもしれませんが。やっと最初の1種類がオオホウライタケと判断できた感じですが、これも100%自信ありとは言えません。

ホウライタケ属には小型の種類が多いのですが、その中ではオオホウライタケはかなり大型の種類で、カサの直径が最大10cmぐらいになると書かれているものもありました。分布は日本や中国の種類です。この種類のカサは開くと平らになるようで、開く前のカサが饅頭型から周囲が波打っているチューリップハットの中間のような曲線。中心部がやや褐色が濃く、周囲に向かって放射状の条線が見え、これがヒダと対応しています。

園内の林、2018年9月30日午前、くもり

ヒダの色はカサの表面の色よりも白く、間隔はかなり疎。柄との連絡は離生っぽいです。柄は細く、上部は白で下に行くに従って濃赤褐色。

園内の林、2018年9月30日午前、くもり

カサの直径は広がったもので5cm前後、まだ開いていない小さなもので2.5cmぐらいでした。



参考

  1. オオホウライタケ - 『三河の植物観察』 http://mikawanoyasou.org/kinoko/oohouraitake.htm
  2. Marasmius maximus (オオホウライタケ) - 『oso的キノコ写真図鑑』 http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/marasmius_maximus/index.htm
  3. - 『』