オオホシカメムシ Gutta Bug
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この夜は成虫は見られず,幼虫が街灯やその下の地面に動き回っていました.
基本情報
写真とメモ
写真のカメムシが何頭も街灯の下の道路を歩き回っていました.赤い地色に黒丸の斑紋はオオホシカメムシかヒメホシカメムシですが,サイズ的には明らかにオオホシカメムシ.黒い斑紋も大きくて周囲につながっていて特徴がよく出ていました.春から秋まで見られる種類ですが,つい先日,オオホシカメムシらしき大きな幼虫がいましたので,それらが成虫になったようです.
林の道路にある街灯の下を歩き回っていたカメムシの幼虫.背面は前胸背や翅原基は黒で,縁は赤褐色です.腹背の地色も赤褐色で黒点が配置されています.全体の色合いは見慣れないのですが,体のバランスと触角と足の雰囲気はオオホシカメムシにそっくりで,調べてみるとオオクロカメムシの幼虫がこういう模様でした.体の大きさはヒメホシカメムシの成虫よりも大きく,触角の白と黒の割合などもオオホシカメムシと同様でした.
クワの葉にいた特徴的な斑紋のカメムシです.逆さまにすると模様が顔に見えます.クワ以外にもアカメガシワに付く虫とのことですが,園内にはアカメガシワもたくさんあります.カメムシ科ではなくオオホシカメムシ科という別のグループに属する種類.この近縁種にはヒメホシカメムシという斑紋が似た種類がいます(参考3).日本以外では,マカオとブリスベンの昆虫のページに掲載されているのを見つけているので,(少なくとも)東アジアから東南アジア,オーストラリアに分布する種類のようです.
参考
- オオホシカメムシ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-497.html, (参照 2023-08-14).
- オオホシカメムシ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_oohosi.htm, (参照 2023-08-14).
- オオホシカメムシとヒメホシカメムシ. “廿日市市の自然観察(昆虫)”. https://s2014no64.at.webry.info/201205/article_7.html, (参照 2023-08-14).
- . “”. , (参照 ).
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