基本情報

和名
クロヒメカラカサタケ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ハラタケ目 ハラタケ科 キツネノカラカサ属 (Lepiota)
英名
(in Jpn.) Kuro-hime-karakasatake; A Species of Dapperling
学名
Lepiota fusciceps, syn. Leucoagaricus fusciceps
状況

写真とメモ

園内の林,2023年9月10日午後,晴れ

林内の道端の一箇所に何本か生えていた,小さな白っぽいキノコ.週前半に雨が降ったので期待していましたがこの日はこれだけでした.カサの直径は約2cm,表面に黒褐色の鱗片があり,中央部に多く黒っぽくなっています.カサも小さく柄も細いですが,雰囲気はナカグロモリノカサのようなハラタケ系に近い感じです.種類を調べたら,ハラタケ科の〇〇カラカサタケという名前のつくような種類によく似ていました.候補は参考1のクロヒメカラカサタケやナカグロキツネノカラカサなど.似ている種類が多いのですが,白いツバのフチだけが濃褐色になっているところなどからクロヒメカラカサタケが有力.

園内の林,2023年9月10日午後,晴れ

カサの拡大.ネット上の写真を見ると鱗片の細かさと量は写真によって違うようです.中央部以外は白く,放射状の条線あり.

この種類の属の分類はキツネノカラカサ属 Lepiota またはシロカラカサタケ属 Leucoagaricus のどちらか.かつてキツネノカラカサ属だった種類がシロカラカサタケ属に移動しているものが多いのですが,この種類は資料によって一定しません.

園内の林,2023年9月10日午後,晴れ

細い柄は帯白色で,上部に取れやすいツバあり,そのツバのフチが黒っぽくなっています.柄は基部で太くなり,白い菌糸の束につながっています.

園内の林,2023年9月10日午後,晴れ

ひだの拡大.ひだは白くてやや密でしょうか.離生.



参考

  1. クロヒメカラカサタケ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/kinoko/kurohimekarakasatake.htm, (参照 2023-09-18).
  2. ■Leucoagaricus fusciceps (クロヒメカラカサタケ) . “■Kinoko □oso的キノコ写真図鑑”. http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/fungi/leucoagaricus_fusciceps/index.htm, (参照 2023-09-18).
  3. クロヒメカラカサタケ. “きのこ なら”. https://s-kinoko.sakura.ne.jp/kininaru-html/kinoko-html-ka-ko/kurohimekarakasatake.html, (参照 2023-09-18).
  4. . “”. , (参照 ).